マガジンのカバー画像

読書感想文

163
ざっくりと本の内容を知りたい方や、雰囲気を知りたいあなたにお勧め。 ヘッダー画像を本のタイトルにしているので、気になる本を選んでご覧ください。
運営しているクリエイター

#夏の読書感想文

8月に読んだ14冊〜エッセイから資本論まで超雑食読書〜

毎月読んだ本をまとめると、 『おぉ、もう1ヶ月か〜』と 節目を感じられます。 節目を感じることって、 生きていく上で大切ですよね。 節目を感じないと、 充実した日々でも、 ダラダラとのっぺりしているように 錯覚してしまいます。 読んだ本をまとめる、 1ヶ月の出来事を日記に書いてみる、 アルバムを整理するetc... 毎月毎月を振り返ると、 それだけで新しい発見があり 幸せを再確認できることもあります^ ^ さて、それでは早速 読んだ本をまとめていきたいと思います^

『しない』を伝えることが、大人の対応

しないことリストや、 やりたくないことをやらないこと、 断捨離などは近年の流行りもあり よく耳にします。 今回読んだ、 群ようこさんの『しない。』も、 群さんご自身がしないように 心掛けられていることが書かれていました。 通販や、クレジットカードを持つこと、 SNSや、携帯、後回しにすることなど。 最近流行りの『持たない暮らし』を する人なら1つくらいは 『しない』ようにしてるのではと思います。 その中で1つだけ、 特に心に響いたものがありました。 頑張って社会人と

毎日を新鮮に生きる『心の持ち方』

毎日、同じようなことを繰り返し、 バタバタバタバタと すぎていく・・・ そんな風に過ごしていませんか? そんなあなたへ、 毎日を少しでも新鮮に 楽しく生きる『心の持ち方』 を共有したいと思います。 ジェニファー・L・スコットの著書。 『フランス人は10着しか服を持たない』 から得た素敵な言葉を いくつかご紹介しますね。 食べること、 着ること、 ものを買うことなど、 なんとなく行っている 毎日の営みが新鮮なものになりますよ^^ 今日からできる『日々を新鮮に生きるため

どうして寝ないといけないのか?

あなたの親をはじめ、 経営者、科学者、研究者・・・ みんな口を揃えて 『睡眠は大切』と言いますよね。 それは、睡眠が あなたの感情の制御や、 仕事の生産性、健康に 大きな影響を及ぼすからです。 ある実験では、 中〜重度の睡眠障害者は そうでない人に対し、 仕事の生産性が107%以上 低下するとの結果が出ています。 また、 軽度の睡眠障害でも 58%以上のパフォーマンスの 低下が明らかになっています。 さらに、睡眠不足は 脳の記憶やワーキングメモリの 機能を低下させたり

海外旅行に行くあなたに読んで欲しい本

特に、 北欧(スウェーデン、ノルウェー、デンマーク)、 ドイツのクリスマスマーケット、 フランスのモンサンミッシェル、 ブラジルのリオ、 台湾のピンシーテンダンサイ、 カナダのプリンスエドワード島、 へ行く場合は、ぜひ。 上記の場所へ行く添乗員付きツアーを 1人参加された旅のエッセイ集です。 ガイド本よりも、 実際にどんな雰囲気なのか、 どんな風にツアーを過ごすのかが わかる一冊です。 また、添乗員付きツアーなので、 1人参加や海外に慣れていない場合でも 参加しやすそう

自分を商品としてマーケティングする生き方

マーケターのように生きるとは どのようなことか? 一言で言ってしまえば、 マーケティングの思考を 実生活(キャリアや人間関係) で生かすということ。 つまり、 自分を1つの商品として マーケティングするということ。 商品ときくと、 突然独創性やクリエイティビティが 必要になる気がしますが、 その必要はありません。 なぜなら、 マーケターのように生きる =市場に合わせて自分を変える ことができれば良いわけです。 つまり、 人が求めることをし、 人が求めたことの積み重ね

『成長』を前提とする限り、気候危機は一層深刻化する

成長を前提とする、 つまり、 資本主義である限り、 気候変動の問題からは逃げられない。 SDGsは現代のアヘン、 すなわち『環境に配慮したつもり』に させる麻薬であって、 実際は環境破壊に向けて進んでいる。 最近やっと日本でもSDGsが浸透し、 エコが叫ばれるようになりましたが、 SDGsがアヘンとは、 強烈な一言ですね。 斎藤幸平さんの『人新世の資本論』、 インパクトの大きい一冊でした。 成長を前提とした政策である限り、環境保護との両立は不可能この本を読むまでは、

家は買うべきか賃貸にするべきか?自分にとってベストな回答とは

30歳前後になると、 職場の先輩や友人も 結婚、出産、物件の購入を する人が多くなりますよね・・・ まさに私の周りもそんな感じです。 また、 人って自分自身に近い環境の人と 接することが多いため、 世の中の人全員そう思ってる! 的な思考に陥りやすいんですよね。 家を買うべきなのか?買わずにずっと賃貸でいくべきなのか。 ベストな回答は、人によって異なります。 結局人によるんかい! と思いましたね・・・ これは、ずっと悩んでいました。 むしろ私一人なら 賃貸でええわ。

すべての食材に感謝を込めたい。

先日、大原扁理さんの 『年収90万円で東京ハッピーライフ』 の中で食事についても触れられていたことから、 小川糸さんの本を読みたい! という欲に駆られ、 ベストセラーの『食堂かたつむり』を 初めて読みました。 結論から先に述べると、 私にとってはかなりショッキングな内容で、 食材に心から感謝をして食べよう と強く感じた本でした。 ショッキングな愛豚の解体シーン食堂かたつむりは、 恋人、声、家など、 あらゆるものを失ってしまった主人公が ふるさとの田舎へ戻り料理屋を始め、

東野圭吾さん、食わず嫌いしててすみませんでした!

ミステリー小説って、 1冊あたり長そうだし、 登場人物死んじゃうし、 ダラダラ続きそうで嫌だな・・・ と思いながら、 購入した本が届くまでの間だけ 読んでみようと思い読んだ、 東野圭吾さんの『俺は非情勤』。 読んでびっくり。 1冊あたり長くないし、 (短編集だったから) 登場人物が死ぬけど、 想像していた グロテスクなものとは違い、 ダラダラ続かず、 爽快感たっぷり。 読んだことがないだけで、 ミステリーが苦手。 だから東野圭吾さんも 読まない。 そんな風に 食

『何か』を探すために、旅にいく

結論から先に述べると、 ラオスには、 色鮮やかな装いの僧侶や、メコン川、 そして、数々の寺院があることが、 この本からはわかりました。 しかし、それよりも この本を読んだことで、 旅の醍醐味を再認識できました。 ラオスに一体何があるんだろう!? ワクワクワク・・・・ と思い購入した、 村上春樹さんの紀行文集、 『ラオスに一体何があるというんですか?』。 ラオスのこと以上に、 大切なものを考えるきっかけになった本です。 旅の醍醐味さて、いったい何が ラオスにあるという

2100年のエネルギー事情:磁気の時代が到来?!

先日、 成毛眞さんの『2040年の未来予測』を読み、 近い未来について調べたくなったので、 ある本を読みました。 その本は、ミチオ カクさんという 日系アメリカ人物理学者の方の本。 近未来(2010年頃〜2030年) 世紀の半ば(2030年〜2070年) 遠い未来(2070年〜2100年) の各段階におけるテクノロジーの 変化の予測を書かれた本です。 特に、エネルギーに関しては 意外な結果だったので 共有したいと思います。 結論から述べると、 2100年にはエネルギー

さくらももこさんはアウトプットの天才

『ももこの世界あっちこっちめぐり』 を読み、さくらももこさんは 日常の些細なことや気持ちの変化を 面白く言語化する天才だと感じました。 旅に興味があるあなたは勿論、 文章を上達させたい人にも ぜひ読んで欲しい一冊です。 旅がしたくなるのと同時に、 アウトプットの凄さを感じられますよ。 どんな本? この本は、さくらさんが 短期間の間にスペイン、イタリア、バリ、 アメリカ西海岸、パリ、オランダ、ハワイ の7カ国に行かれた旅が綴られた本です。 これらの7カ国といえば、 観光

眠れるけど、やばくて面白い文豪の本

たまたま立ち寄った某くま○"わ書店で 本を買うべくレジに並んでいたところ、 レジ前に煌々と輝くオレンジの本を発見 導かれるように購入してしまいました。 タイトルのように、 眠れなくなることはありませんでしたが、 面白かったです。 誰でも聞いたことのあるような 名だたる文豪のサイドストーリーを 読むことができます。 (誰のどんなストーリーが載っているかは Amazonの試し読みで読める部分に 全て載っているので割愛します。) で、何が面白かったのかというと、 タイトル