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トライアスリートの方向け オーバーホールのタイミングについて

トライアスリートの皆様へ!

そろそろトライアスロンのメインシーズンが近づいてますね。
開催のタイミングが早い大会だと、4月の石垣島、宮古島辺りでしょうか。
当店のお客様でもこの2大会を目標として日々のトレーニングを積み重ねている方も多いですね。

そこで。
目標達成のためのアドバイスとして超重要なポイントを一つお伝えします。
簡単です!

バイクのメンテナンス、しっかり済ませておいてください!

超大事です。

なにしろバイクパートはトライアスロンの3種目の中で一番機材への依存度が高いパートですから。
機材の調子が万全でなくて、本気が出せるのでしょうか?
すり減ったタイヤ、伸びたチェーン、うまく動かない変速、効きの悪いブレーキなどなど・・・

過度に摩耗したスプロケット
砂や埃が積もって動きが悪くなっていたブレーキ

大事な目標としている大会で、少なくともバイクパートを機材トラブルでフイにしたり、せっかくトレーニングしてベストな状態になった体なのにバイクが性能を発揮できず思うように走れなかった、なんてことを防ぐために。

では、バイクのメンテナンスをショップに依頼する場合のタイミングは?

最低限!! 大会1ヶ月前にはバイクのオーバーホール等が済んでいる状態にすることが大事!!!
ということは、バイクのメンテナンスは大会の2ヶ月前までに依頼する事がオススメです!!

なぜ2ヶ月前なのか?
その理由はオーバーホール等の大掛かりなメンテナンスをした直後はバイクのセッティングが大きくズレる「なじむ期間」があるから。

我々が作業完了してお返しした直後は概ねベストと言える状態ではあるかと思います。
ですが、その後は乗っていくに従ってセッティングのズレや部品の緩み、ガタが発生するなど調子が悪くなる傾向が多くあります。
これがいわゆる馴染みというヤツですね。
これは新車を購入した時にも発生するのですが、オーバーホールも同様なんです。
なにしろバイクのほぼすべての部品を組み立て直しますから。

我々も作業する上でなるべくそういった調子のズレが起こらないよう心がけていますし、作業完了後に試乗してチェックもしています。
ただ、それでも絶対に馴染みによる調子の変化が発生しないとは言えません。

だからこそ、メンテナンス完了後は1ヶ月ほど乗り込んで頂き、各部の馴染みを出してもらいたいのです。
そしてずれたセッティングを再修正してベストな状態へと近づけていく。
その期間としておおよそ1ヶ月程は想定して頂きたいのです。

洗浄&グリスアップでピカピカになりました

メンテナンス期間としての約1ヶ月弱ぐらい、馴染みを出し切るためにしっかりと乗り込み+レスト期間を1ヶ月と想定した期間がおおよそ2ヶ月とみてください。

となると?
石垣島ならば、大会日が4月21日なので最低でもバイクのメンテナンスは3月中旬ぐらいまでには終わらせておきたい所でしょうか。
だからメンテナンス依頼は2月中旬頃となります。
宮古島ならば4月14日と更に早くなりますから、2月下旬~3月上旬には完了させておきたいので、1月下旬から2月上旬です。

現時点でもう1月も後半です。
行きつけのショップへ早めに作業の相談&ご依頼をオススメします!

例えば当店の場合、ご依頼が集中する繁忙期だとお預かり期間が3~4週間ほど頂く場合が多いです。
混み合ってないタイミングであれば2週間前後かなと。

その混み合ってない時期というのが、まさに今頃なんですよ!!!
なるべく大会前はバイク練習で乗り込みたいというならば、今のタイミングが理想的かと思われます。

わりとすいてます

ちなみに当店でオーバーホール、セミオーバーホールの作業を実施した場合、納車後おおよそ2ヶ月ぐらいの期間は再点検は無料で実施いたします。
これは上にも書いた通り大掛かりな作業の後は必ず馴染による調整のズレが出るからです。
そのズレを修正し、よりベストな状態にする作業までがオーバーホールの作業工賃には含まれています。

ですから当店で作業をされた方は大会の1週間前までには最後の点検にバイクを持ってきてください。
これだけでも安心して大会でベストを尽くしていただくことができるかと思います。

最後に。

このお知らせは別にトライアスロンに限ったものではありません。
ロードのイベントでも、マウンテンバイクでも同様です。
ツーリングイベントだって。

皆様の大会直前まで練習して安心したい気持ちも分かります。
ですが、目一杯練習したのにバイクがその頑張りに答えられないような状態で、結果に納得できますか?
あともう一息だったのに・・・
もしかしたらバイクの調子よかったら到達できていたかもしれません。

自分のベストを出すために、相棒であるバイクもベストな状態にしておく事はきっと結果に繋がると思いますよ。
ぜひ改めてご自身のバイクの状態をご確認ください。
そしていつでもご相談くださいませ。

トライアスロンのトライはチャレンジする意味のトライじゃなくて、3を意味するラテン語なんだとつい最近知った
ヤマモト