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キーブックスで古本を探す悦楽
プロンポンのスクンビットソイ33/1にはキーブックスという古本屋がある。バンコクで日本語の書籍の古本屋と言ったら、この店と、あとここの付近に一軒ある古本屋しか知らない。
キーブックスの店舗面積は小さいのだが、その書棚はかなり趣向が凝らされていて、読書人にとっても好ましい店であると思う。
特に2Fに語学本コーナー、辞書、辞典の類がぎっしりと詰まった書棚がある。
また、その奥には歴史、文化、文学関連の新書のコーナーもある。昭和の匂いがプンプンと漂う新書も発見できた。どういうルートでこの本はバンコクくんだりまで来たんだろう?と思わせるような本だ。
この日はたまたま、『東南アジア 多文明世界の発見 講談社学術文庫(石澤良昭著)』を手に取り、面白そうな本だと思って購入した。タイよりもカンボジアの記述が多いようであるが、中々、いぶし銀の文体というか、読み応えのありそうな本の匂いが伝わってきたので買ってみた。
東京にいるとそれこそ、神保町に行き、古本屋や新刊本屋巡りをやって、純喫茶やティーハウスのようなところで、ゆっくりと読書に耽るという楽しみがあるが、バンコクにおいても、こう言った古本屋があると似たような楽しみを実践できる。
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