AFCアジアカップ2023 グループリーグ第2節 香港対イラン観戦記

はじめに

どうも、きーきあっです。
昨日に続いて、アジアカップの観戦記です。

日本代表がイラクに1-2と負けてしまい、大きなショックそして失望しスタジアムを後にしたわけですが、この後にもう1試合観る予定があったのです。
そんなイラク対日本戦の観戦記はこちらからどうぞ。

あまりに不甲斐ない試合だったため、もうこの後の観戦をやめてホテルの部屋でふて寝しようかなというテンションだったのですが、既にチケットは購入済みですし、せっかくカタールまで来たのですから、気持ちを奮い立たせ予定通り観戦することにしました。

そんなわけで今回は、

AFCアジアカップ2023 グループリーグ第2節 香港対イラン

の観戦記です！

カードだけ見ると、これはイランが圧勝するのではと思う人が多いでしょうが、何が起こるかわからないのがサッカー。
さて、どんな試合だったのでしょうか・・・。

スタジアムへGO！

イラク対日本戦が終わった後に、次の試合まで少し時間があったので、一旦ホテルに戻りました。
シャワーを浴び着替えてからホテルを出たのですが、この日の朝に機内食を食べてから、スタジアムでチーズが入ったパンを食べたくらいだったため腹ペコ状態。
そのため、ホテル近くの食事で軽く食事をしてからスタジアムへ行くことにしました。

食べたのはこちらのチキンカレーとチャパティ。
カレーは結構辛めでしたが、それでも美味しく、また超空腹だったためあっという間に完食しちゃいました。

お腹も満たされたところで、改めて出発。
試合が行われる【ハリーファ国際スタジアム】はドーハメトロのゴールドライン、Sports City駅にあります。
ちなみにこちらのスタジアムは、カタールワールドカップの日本対ドイツ、日本対スペインの試合会場でした。
そう、日本にとっては超絶縁起の良いスタジアムです。

駅の改札を出て歩くとすぐにスタジアムが見えます。ライトアップされ美しい外観です。

そこから10分ほど歩くと、セキュリティゲートがあります。

スタジアムには大勢のイランサポーターが。
メトロの車内にも大勢彼らが乗っていたのですが、まあうるさいこと。
チャントを歌うは、ジャンプするわで迷惑極まりない。車両が揺れるくらいジャンプするので、止まったり事故ったりしないか心配になるくらい。
昼間にメトロで一緒になったイラクサポとはえらい違いだわ。
この時点で僕の中でイランの好感度がだだ下がりでした。
そして、観戦前は中立の立場で試合を楽しもうと思っていたのですが、この時点で香港を応援することを心に誓いました。
そういえばイラクサポに、この試合を観に行くと話したら、絶対に香港を応援してくれと言われたことを思いだしたわ。そうだった、イラクサポが願うようにイランが負けることを願わないといけなかったんだ。

それでも一応両国の旗をもらって、中立っぽい立ち位置にいようとしてみたり。

こちらは上層階のスタンドに行く螺旋状の通路。
なんかミラノのサンシーロを彷彿とさせる造りでちょっとテンション上がりました。

こちらは僕が購入したチケットの入場ゲート。

そうそう、地図も載せておきますね。

いざ、観戦！

今回購入したチケットはカテゴリー2の席。値段は40カタール・リヤルなので、400バーツ（約1,600円）ほど。コーナーがすぐ目の前という場所でした。

かなり大きく立派なスタジアムではありましたが、専用ではなく、周りに人工芝が敷かれたスペースがあるため、スタンドとピッチの間には距離があります。
特にゴール裏の席はちょっと離れていて、若干観づらいのではないかと思いました。

斜め後ろを振り返ると、香港サポーターが終結していました。
大勢来ていましたし、試合中もずっとチャントを歌っていて、思っていた以上に熱いサポーターでした。

試合前にはスタジアムが暗くなって、その後に両チームの国旗や大会旗が登場するという、なかなか憎い演出。

そして両チームの選手が入場してきました。

さあ、キックオフです。

試合前は一方的な展開になるのではと思っていたのですが、香港が予想以上に健闘。
アジアのトップクラス、強豪国のイラン相手にドン引きするのではなく、点を取りに行く姿勢を見せます。
しかし試合巧者のイランが相手の隙をつき先制。

ただ、その後も香港は追いつこうと必死に攻めます。そのため白熱した試合展開に。

途中明らかにイランのGKがエリア外でハンドしたのではというプレーがありますが、VARの介入もないという不運も。

結局そのまま1-0でイランが手堅く勝利。
イランは2連勝で決勝トーナメント進出を決めました。反対に香港は2連敗で決勝トーナメント進出がほぼ絶望的になりました。

この試合の観戦者数は36,412人。
このカードで3万6千人もはいるとは。

最後まで選手に声援を送る香港サポーター。
終始大きな声でチャントを歌っていて、本当に熱いサポーターでした。

試合の感想なぞ・・・。

実はこの日バンコクから深夜便でやってきたため、ドーハに着いたのが早朝。機内でもほとんど寝られなかったこともあり、この試合が始まる少し前に睡魔が襲ってきたんですよね。
試合がつまらなかったらウトウトしちゃうんじゃないかと心配していましたが、最後まで寝ずに観戦できました。
つまりそれだけ面白かったということです。

結果としては大方の予想通りといった感じで、スコアだけ見たら特に驚きはないのではないでしょうか。いや、イランが1点しか取れなかったことに驚く人が多いかもしれません。

でも、実際にこの試合をスタジアムなりテレビなりで観た人は、香港が健闘したことを理解しているはず。

本当によくやったと思います。実際チャンスもありましたし。
もっと線が細くテクニックを全面に出したサッカーをするのかと思ったら、意外とフィジカルゴリゴリだったりするし。スピードもあったし、よいチームでした。
あとはゴール前での落ち着きとかシュートの精度が上がればもっとやりそう。
中国代表が大不振に陥っている中、むしろ香港の方が強くなる要素があるんじゃないかって思ったりしました。

一方のイラン。試合前に想像していたような圧倒的な強さはこの日は見られなかったですが、それでも試合運びの上手さは光りました。
守備には不安がありましたが、攻撃に転じた時のスピードと迫力はやっぱりさすがイランだなあと。
ここから徐々に調子を上げていくのではないかと思いますし、やっぱり優勝候補の一角であることには違いありません。

というわけで、日本戦のショックで観戦をやめようとすら思った試合でしたが、やっぱり観に来て正解でした。おかげで気持ちの整理もできたし、この後もアジアカップ観戦を楽しもうと心に誓いました。

というわけで、やっぱりアジアカップは面白い！

以上、きーきあっがお伝えしました。
それではまたまた！