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ドコモ銀行業への意欲と、ドコモ出身者から見る意見

おはようございます。SEAMLESS 橋本です。
今日の倉吉の天気は曇りです。

NTTドコモが銀行業への参入に意欲を見せている。
携帯電話大手4社で唯一、銀行サービスがない為だ。
ドコモは銀行機能を必要なピースとして位置付けており、買収なども含めて検討している。

2024年1月にマネックス証券を買収し、d払い等の決済システムもある状況から考えると、銀行システムの重要性は誰が見ても明白だ。
また、元NTTドコモ出身の私から見ると、ドコモは各サービスのLTV(ライフタイムバリュー)をサービス設計時に非常に重要視しており、銀行システムが入ると、解約期間の延長が見込まれるため、新たなサービスや新企画の事業開発にもコストをかける事ができるようになる。

他の通信会社を見ると、ソフトバンクのPayPay銀行と決済システムのPayPay、auのauじぶん銀行、au Pay、楽天の楽天銀行と楽天ペイ。
また、それぞれの事業者で証券会社も持っており、親和性は高い。

経済圏の強さから見ると楽天、ソフトバンクが強力で、楽天については、モバイル、光、電気、ガス、クレジット、決済、証券等と連携がスムーズかつ、ポイントの活用チャネルも多い。
私も上記に挙げたサービスは全て活用している。

現ドコモ社長はM&A(合併・買収)だけでなく、「最難関だが、自分たちで立ち上げるやり方もある」とコメントしたが、今の段階から銀行機能を一から立ち上げるのは非常にハードルが高い。

一方、ショップスタッフ目線で見ると、現在も私が現役で店頭に立ってる頃に比べ、サービスが増えており、モバイルやPoket Wi-Fi、光サービスの他、クレジットカード、電気、Home5G(置き型Wi-fi)、オンデマンドサービス。
またそれぞれに重要事項説明や各同意書、サービス開始までの流れの説明等
、細かい部分の説明もあり、時間も大幅にかかる。

その中で、いかに顧客のニーズにクリティカルのサービスを増やしていくか、またサービスの棚卸しをして、サービス終了し、スタッフのリソースを軽減していく事も必要ではないだろうか。

また、NTTは全体として、依然と縦割りが激しい企業体となっており、他の部署がどのような業務をやっているかもほどんど理解できていない状況も多い。
私がドコモにいた頃も、親和性が高いモバイルの部署でもどのような業務をやっているか、細かい部分は理解できていなかった。

そんな中、新規に立ち上げた部署や買収した企業との様々な連携がどの程度できるかについても大企業ならではの課題となる。

いづれにせよ、銀行システムは顧客にもメリットがあるサービスになろうかと思うので、今後の動向にも注目していきたい。

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〜移住体験をリアルにお届けします〜
SEAMLESS
 代表 橋本 健央
(はしもと たけひろ)
青春時代を熊本で育ち、就職を機に横浜に上京。
12年間横浜で過ごし、通信業界にて
販売員から本社でマーケティングまで携わる。
2023年1月に倉吉に移住。
移住の課題を無くし、気軽に地方移住ができるように
”SEAMLESS”「地方をより良く便利な街に」
をミッションに移住支援事業、美容室経営を行う。

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