孤独感の正体
孤独感と言うのは一体なんだろう?
脳の部位で言うと背側縫線核の仕業らしい。
また、孤独と言う言葉とは裏腹に、1人で居る時よりも大人数で居る時の方が孤独感と言うのは強く感じる。
1人で居たとしても、孤独と感じる時は他者の存在を漠然とでも頭に思い描いているはずだ。
人は一度何かの出来事で「孤独感」を感じると、背側縫線核はずっと活動し続けていて、その状態で群衆の中に入ると感情が増幅されて、余計に孤独感を感じるのだと言う。
さらに「孤独感」を和らげようとする防衛本能から「社交的」になるそうだ。
その状態も長く続けば、孤独感のストレスに耐えかねて「キレる」と言う行動を取ると言う事が解っている。
つまり、「孤独だ…」と思う事自体が単なる脳の機能によって引き起こされる感情現象であり、その現象を自分自身だと勘違いだと言うのだ。
例えば、誤作動で火災報知器が鳴っても誰もこの騒音は自分の個性、感情表現だとは思わないだろう。
しかし、狩猟などをして暮らしていた太古に“単独行動は危険である”と言う事を教える為に存在した「孤独感」と言う警報には自分自身の感情であると誤認するのだと言う。
これは普通に生きていては絶対に思いつかない考え方。
著名人は仕事で利用しているので別として、SNSで社交的な人ほどオピニオンリーダー気取りだったり、煽り耐性がなかったりするのは背側縫線核が作動しっぱなしと言う事なのかも知れない。
因みに恋愛における孤独は別のシステムらしいので、常にこのような行動を取り孤独感を感じていると言う事は「自己承認欲求」に憑りつかれているのだろう。
けっこう「人間だからね…」で済まされる事も脳科学や心理学的に見ると非常に単純な仕組みだったりするので面白い。
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