Makeover Mondayの課題に初めて挑戦してみた 【Tableau日記】
COVID-19の分析も一段落つき、次にどんな分析にチャレンジしてみようかと思っていたところで、Makeover Mondayという「既にどこかで作成されているデータ可視化を、自分たちでもっと良くしようぜ」という企画があることを知りました。参加の仕方として、以下のサイトがすごく分かりやすく解説されており、参考にさせていただきました。
Makeover Monday 参加方法ガイド
この中で、興味深い課題があったので過去のものにはなりますが挑戦してみました。
Costing Kids Sleep
子供の睡眠コストについて
米国疫病予防管理センター(CDC)が1000人の保護者に行った調査によると、CDCの推奨睡眠時間に対し、全ての学年の平均睡眠時間が下回ったという調査が行われています。そのデータを可視化したものがこちらです。
(https://savvysleeper.org/costing-kids-sleep/ より引用)
このデータを、数字の羅列から可視化して分かりやすく作り直してみようというのが今回の課題となります。
可視化のfirst step
Grade:学年
Hours Averaged:平均睡眠時間
Hours Needed:推奨睡眠時間
Deficit:上記二つの睡眠時間の差
ひとまず学年を行に、平均・推奨睡眠時間を列に入れると、サクッと棒グラフが完成。今回行いたい可視化は、AveragedとNeededとの比較・時間という1軸で比較できるので棒グラフが適切ということになりそうです。あるいは、Neededをターゲットとすると考えるとブレットグラフでも良いかもしれません。
次に、これらの棒グラフを重ね合わせ、年代順に並び替えてみます。軸の同期を忘れず。
伝えたいメッセージはなにか?
可視化してみると、年代が高くなるにつれて平均睡眠時間は減少し、推奨睡眠時間との差がどんどん広がっていく様子が明らかになりました。(これは自分の経験でもそうで、思い返せば高校生になるにつれて夜ふかしの頻度は高くなっていきました…)
この年代が高くなるにつれて、睡眠不足に拍車がかかっているということを強調することがメッセージになるかなと思います。そこで、推奨睡眠時間に対する平均睡眠時間の割合と時間差を数値で明示することで、より視覚に訴えるVizになるだろうということで示しました。
実装もそこまで難しくなく、「割合」と「睡眠時間差」の計算フィールドを作成して、ラベルに投入するのみ。割合の大小でラベルの色付けを変える点には少し苦戦しましたが、大小でラベルを二つ用意することで解決しました。
また、
・平均睡眠時間の棒グラフを小さくすることで、全体を捉えやすくする
・高校生の部分にエリアの注釈を入れることで、年代が高くなると差が大きくなることを強調
の2点について追加でアドバイスをいただき、最終的なVizとして作成したものが以下になります。
まとめ
今回は、アメリカの子供の睡眠を題材にしたVizの作成を行いました。
・差の表し方には、「絶対値」と「割合」の表し方がある
・棒グラフは大きさを変えることで、内訳ではなく全体感を2本視せることができる
・強調には、文字の太さや色付けに加えて、注釈が使いやすい
この辺りが、今後使っていく上でのTipsになりそうです。
引き続き、様々なMoMの課題に取り組んでいきたいと思います。
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