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ふりかえりカンファレンスに参加した話

4月10日にあったふりかえりカンファレンスに参加(聴講)してました。
裏(表?)でDeveloper eXperience Dayもありましたね。

黄色とかえるがめじるし。
・Zoom配信
・Discordチャット
Miroでリアルタイムふりかえり
なカンファレンスです。

途中でZoomの上限人数にひっかかったようですがすぐ別媒体でライブされていました。対応速度もさることながら失敗は学びの精神素敵。

スピーカーの方はスクラムマスター(CSM)、アジャイルコーチな雰囲気の方が多い感じだったんでしょうか。お話や資料が上手い。

個人としては、CSMやコーチがいるふりかえりの機会が今まで無かったので知見がすごいありがたかったです。
100人規模でMiroいじるのもそうそうないしでよい体験でした。

聴講セッションと雑感

2レーンの片側(インプット)をずっと聞いていました。

スライドまとめ(スクラムマスダーさん)

キーノート:アジャイルの終わりとふりかえりの始まり / 平鍋健二さん

・プロジェクトの達成とは「メンバーが質の高い時間を過ごせたという達成感を得ること」
・ローンチ後(リリース後?)一番はじめにすることは?
 「お客さんと一緒にご飯を食べる」
・バーンダウンチャートは手で引くから面白い
・野球のスコアボードのように、一箇所で状況をわかるように見える化する
・価値があり、原則があって、実践(プラクティス)がある
・ファシリテーション5原則
 ・見える化
 ・リズムのデザイン(朝会やふりかえり)
 ・名前付け(概念化)
 ・問題vs私たち
 ・カイゼン

(お客さんのことはとりあえず置いておいて)
まず自分たちのこととして、プロジェクトを通して「質の高い楽しい時間を過ごして達成感を得る」。
綺麗にクローズしててもつまらないプロジェクトだと微妙。プロジェクト成功させたい。

ファシリテーターとして、文化を変えるアクションアイテムとの向き合い方 / Tanaka Ryoさん

・「給料をあげてほしい」といった冗談に見えるトピックはスルーしがち
・冗談に見えるトピックは「チームのニーズ」である
・ニーズがわかればリクエストは変更可能
・却下するのではなく、軽く拾っていく
 「給料上がったら何買うのー?やりたいのー?」みたいな
・ニーズは事前に知ることは難しいし、ファシリテーターとしても事前に拾う必要はない
・ファシリテーターは解決する必要はない。チームに向き合ってもらう。
・アクションアイテムは火種。くすぶるか火をつけるか。

mmhmmを使ってワイプ出してて実況者感すごかったです。おぼえとこう。

チームに合うふりかえりを見つけるまでの試行錯誤と変化の歴史 / よこなさん

・ふりかえりの課題
 「ネタを忘れた」「テンションあがらない」「議論時間足らない」
・やらないことを決めた
 「回数を増やしたり時間を伸ばしたりは”やらない”」
・どうしたか?
 「ネタあつめの時間を事前にとった。叩き台テンプレート」
・1on1とふりかえりをつなげる。1 on 1は公開していい範囲は公開
・自分たちのチームのやり方を開発する(した)
 ①聞いてほしいこと
 ②変えたいこと
 ③続けたいこと
 ④ドヤりたいこと
 ⑤お礼したいこと
・↑『よこなーる』

ドヤりたいこと素敵。『よこなーる』したい。

ふりかえりと12億の選択 / はち(蜂須賀 大貴)さん

・アジャイルYoutuber「はちの遊び場」
・人間は一瞬の間で取捨選択と決断を繰り返している
・ふりかえりの対象期間とふりかえりを活かす期間はシンメトリー
 10年間をふりかえって次の10年を みたいな
・『先を見通して点をつなぐことはできない。将来なにかの形で点がつながると信じる。』(S.ジョブズ)
・(Notionの個人日報や書籍(エンタメ)管理しているご様子)
・『誰も君に強要はしない。
 自分で考え、自分で決めろ。
 自分が今、何をすべきなのか。
 まぁ、後悔の無いようにな。』(加持リョウジ)

日誌のモーニングノートは『ゼロ秒思考』な朝活。
ライフログを気軽に続けれる仕組みを構築する(Try)

人事によるふりかえり活用事例 / あやなるさん

詳しい話は論文参照。以下セッション中のキーワード。

・改善ダッシュボード
・定量的フィードバック
・愛される自己主張
・専門家のアドバイス
・再構築する勇気
・完成前トライアル

Podcastいくつもやったりスペックもといバイタリティすごい。
スライドの多分手書きのイラストかわいい。

ふりかえりにおける意思決定を考える / 渡部 啓太さん

・『決め方の経済学』
・満場一致が一番いいが選択肢があると一致はしない。決める必要がある。
・多数決、ドット、n/5投票法等決め方は多様だが、決め方しだいで採用される案が変わる。参考:『ナーミの凡例』
・ボルダルール(1位から順に点数付け)が集計に時間はかかるがよさげ
・納得感を出す、方向性を整える、情報量を整えて格差を無くす

どの方法取るかで実際に決定する案が変わる(悪用可能レベルで)
雑に多数決とかにせず、どういう決定方法をとるか特徴等情報量合わせてチームで決めた方がよさそう。

シン・フリカエリ:|| /小田中 育生さん

エヴァ(略)

・心的飽和
・マンネリ感やネガティブ感をリフレーミングして肯定的意図にする
・形骸化→安定してきた。
・課題がなかなか解決できない→やりがいのある課題だ。
・リフレーミングのプラクティス
 「Fun ! Done ! Learn !」
 「Celebration Grid」
・ふりかえりの頻度は?
 2weekがよくあるらしい。中には15,30minも。
・「ふりかえりはスプリントの終わりにやるもの」という制約から解放する
・何かあったら即ふりかえり、常にカイゼンする
・暗黙知と形式知「SECIスパイラル」
・異なる現場はもっと身近に在る。隣のチームとか。
・見せてもらうのに障壁があるなら先に「見に来て下さい」の精神

随所で「皆はどうですか?」な参加型でDiscordが活発でした。
ネガティブの見方を変えるリフレーミング大事そう。『Discordで最近あったネガティブ感情をリフレーミングした内容を教えてね!』

## Lightning Talks

1.ふりかえり準備側のマインドセットと失敗エピソード/まんまるねこさん
2.個人のふりかえり変遷(3ヶ月の取り組んでみて)/廣瀬 大地さん
3.KeepがProblemより多いふりかえりの体験/kitaharaさん
4.チームのふりかえりの変遷について/aki.mさん
5.ふりかえりを習慣化して学んだこと/chimiさん
6.10分コーチングで習慣づける毎日のふりかえり/Takahiro Itoさん
7.ふりかえりの断絶を防ぐにはどうすればいいか/面川 泰明さん
8.日本発! Fun! Done! Learn! がダイアナさんにリーチした。/川口 恭伸さん

だいたい全部よかったのですが個人的に印象深いところ
・リーンコーヒー
・失敗の学びは多い。失敗を受け入れられるマインドセットに。
・個人ふりかえりの3ヶ月の変遷もスピード感すごい
・10分コーチングの質問『今日は何をしますか?』『今日眠りにつくときどんな気持ちで眠りたいですか?』



おわり。

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