Shopify②

ECにおける顧客とネットショップの関係

Eコマースでネットショップの重要性が高まるにつれ顧客とネットショップの関係も大きく変わってきました。最近では「D2C」と言う考え方が注目され始め昔の通販の様に店舗から顧客への一方向では無く、店舗と顧客が双方向のやり取りで信頼関係を築く事が重視されています。代表的なD2Cブランド(アドアミー・グレイツetc)の多くもShopifyを使用しています。また顧客との関係を深める機能も豊富に備わっています。

D2Cとは?・・・。 Direct to Consumerの略。具体的に言うと、自ら企画して作った商品を自社ネットショップを利用して販売する事。従来の様に、メーカ→卸業者→小売業者→顧客では無く、インターネットの普及により、メーカー→ネットショップ→顧客と直接やり取りができるようになりました。

D2Cでは、instagramやFacebook、TwitterなどのSNSをうまく利用し、自社ブランドのストーリーや思いを消費者に伝える事が重要です。SNSを介して諸費者からの意見やフィードバックを集め、その声を企画や販売戦略に生かして行く事で消費者がブランド抱く思い入れを強めていきます。その為にも、消費者が自社ブランドについてSNSなどで投稿していたら、自らその投稿に対してのアクションをしっかり対応する事が必要になってきます。

D2Cブランドの一般的なシステム構成の考え方で「ヘッドレスコマース」という考え方があります。その名の通り、頭と身体が分離した状態のシステムの事で頭はフロントエンド(利用者顧客との接点になる場所/スマホアプリ・実店舗・ネットショップetc)の事。身体はバックエンド(ECを動かすシステム)の事を指します。これによりネットショップ運営者はバックエンドの制約(システムの再構築や連携)を受けずにUX(顧客体験)を高める施策に注力でき柔軟な販売戦略を実施できる様になります。

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020→オムニチャネルそしてOMOへ。D2Cブランドの増加に伴い新たなマーケティング手法が台頭してきました。それが0M0(Online Merges Offline)です。OMOは様々なチャネル(SNS・実店舗・カタログetc)をデジタルデーターを使って完全に融合し、従来の様にチャネルや顧客セグメント毎にアプローチ方法を切り替えるのではなく、「あらゆるチャネルで常に顧客と1対1でコミュニケーションしよう」と言う考え方です。

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そこで大切になる考え方が「顧客がどこで買い物をしても同じ購買体験顧客体験を提供できること」です。最近では以前の様に事業者が商品を販売できる場所(チャネル)が自社のネットショップだけで無くなり、InstagramやFacebook、楽天市場やAmazonなどのECモールなど、多くの場所に自社の店舗を出せる様になりました。もしこれらの店舗毎に雰囲気や接客(購入に至るまでのフローやデザイン性etc)に違いがあれば顧客は特定の店舗でしか購入しなくなり、多くの顧客を呼び込めなくなってしまいます。その点、Shopifyでは管理画面から簡単に複数チャネルへの連携も可能となります。

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