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『流域ってなんだ?私たちのくらしといのちをつなぐシンポジウム』開催しました

こんにちは。たがやすの林です。

2023年、今年の夏も局所的な大雨や台風により、各地で被害に見舞われていますね。私の地元の岐阜県も、先日の台風による増水で避難所に避難された方がいらっしゃると聞いています。
どうか、一日も早い復興・復旧をお祈り申し上げます。

私たちの暮らしの身近な存在である川。
豊かな水資源をもたらしてくれる一方で、氾濫すれば人々の命を脅かす恐ろしい存在でもあります。
そんな中、地域の方々や行政、科学者は日々問題の解決に向けて取り組んでいます。

そして今回、より多くの方に流域治水について身近に感じてもらうべく、
『流域ってなんだ?私たちのくらしといのちをつなぐシンポジウム』を開催しました。

『流域って、なんだ?くらしといのちをつなぐシンポジウム』チラシ

『流域って、なんだ?くらしといのちをつなぐシンポジウム』って、どんなシンポジウム?


このシンポジウムは、日ごろから流域治水に関心ある方々だけが集まるのではなく、一般の方や、普段地域づくりのプロセスに入りづらい小さなお子様連れの親子でも気軽に参加できるよう、工夫を凝らして企画しました^^

キッズスペースや、クイズなど親子で参加しやすいコーナーと、第一線で活躍される研究者による、アカデミックな発表が融合した、これまでに見たことのないシンポジウムとなりました。

企画内容

【講演会・ゆるやか交流会スペース】
・最新の取り組みを知る~専門家による講演会~
・講演会、体験を通じてお互いに話す時間~ゆるやか交流会~

【知る・体験するコーナー】
・エリア別にみてみよう~流域マップ~
・もしもの時の備えを体験!~防災・備蓄グッズ体験~
・治水を見て学ぶ!~流域治水ジオラマ~

【学ぶ・つくるコーナー】
・絵本・書籍コーナー
・クイズを解いて考えてみよう!~流域ってなんだ?クイズ~

【ポスター展示】
・流域に関する科学者の取り組みや、流域を身近に感じてもらうための取り組みのポスター紹介

【出展ブース】
・身近な水の流れを冒険できるアプリ「農村GO」の紹介~農村GOで水巡り~ /岐阜大学
・「神通川を楽しむ会」団体の紹介~”神通川を楽しむ会”を知ってますか?~ /神通川を楽しむ会
・福祉避難所と福祉防災マップの紹介~福祉施設にできることってなんだろう?~ささづ苑での防災の取り組み~~ /社会福祉法人宣長康久会 ささづ苑
・地域の増水時の写真展示等~田島自主防災会の活動~ /田島自主防災会
・自助・共助・協働で地域を守る取り組み紹介~富山県防災士会~ /富山県防災士会
・上空から神通川の流域と治水対策を見てみよう!~神通川の流域と治水~ /北陸地方整備局 富山河川国道事務所
・富山地域の水情報を地図として提示~富山水情報~ /中央大学
・クイズを解いて流域治水に詳しくなろう~目指せ★流域マスター~ /中央大学

このほか、だれでもいつでもシンポジウムに参加できるような見える化として、「グラフィックレコーディング」を活用しました。


どんな様子だった?

当日、私は大学生の方と一緒に受付を担当していました。
会場はさまざまな方の熱気でいっぱいのように感じられつつ、誰もが「好きな場所で過ごしてみてね」というメッセージが、ブースから、スタッフから、ポスターからと、あらゆるところから感じられる空間になっていました。

その空気感を感じてか、受付の大学生さんの素敵な呼びかけに惹かれてか、もともとシンポジウム参加の予定でなかった親子さんや、学生さんもするすると吸い込まれていき…!

20名以上の0歳〜高校生の参加者、各地からの専門家、流域にお住まいの方、ブース出展に力を貸してくださった方々、大学生…と、なんと、130名以上の方々にご参加いただけました。

ご参加いただいた方からは、「こんなシンポジウム、初めてです」「うちでもしたい」「楽しいな」などの声をいただきました。
また、市民の方々や専門家、行政、防災活動をしている市民団体の方々との、お互いの間に交流が生まれ、いきいきと話される時間も共に過ごすことができました。

シンポジウムから繋がるその先へ

このシンポジウムは、これまで4年間かけて、科学者のみなさんと、市民、行政、さまざまな関係者で対話を繰り返し、時に科学的知見を取り入れながら、流域治水についての知識が必要な人に届くように「認知を広げ」てきた「神通川流域治水プロジェクト」から生まれました。

【神通川流域治水プロジェクト紹介(動画)】

【流域ぷらっとフォームホームページ】

【流域ぷらっとフォームfacebook】

これまでの関係性や実施してきたプロセスがあってのシンポジウム。
そして、次にむけて「深めていく」場でもあります。
2023年12月には、大雨洪水を想定して、普段では話しにくい内容も含めたリアルな流域治水の話し合いの一部を、科学者、住民、企業、行政で実施します。

来場いただきました皆さま、このシンポジウムを開催を支援してくださった皆さま、見えないところで応援していてくださった皆さまに心から感謝申し上げます。
ありがとうございました。

📣シンポジウム、どんな場だったの?もっと知りたい方へ

どんな意図で作られたシンポジウムなのか。
1つ1つのコンテンツの様子をもっと知りたい方は、👇の記事もチェック👀してみてください!



主催:流域ぷらっとフォーム
共催:富山市富山県立大学
講演:富山県国土交通省北陸地方整備局富山河川国道事務所
協力:東京大学中央大学岐阜大学「SDGsの達成に向けた競争的研究開発プログラム(SOLVE for SDGs)」、他協力団体等(神通川を楽しむ会社社会福祉法人宣長康久会 ささづ苑NPO法人富山県防災士会

●Webサイト 流域ぷらっとフォーム 2023.6.29 Open
produced by 反中 ひろの

●チラシデータ
Design by  (株)ワールドリー・デザイン さん

●たがやすfacebookページ