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企画書の書き方

自分なりの「企画書の書き方」を、メンバーに共有する機会があったので、noteにも改めてまとめてみました。シーンとしてはコンペに参加する場合を想定しています。

まずプレゼン日から逆算してスケジュールを立てる

私はまず、プレゼン日から逆算して以下のタスクでスケジュールを立てるようにしています。

1. メンバーと提案依頼書を読んですり合わせ、分担振り分け

2. 調査、ヒアリング

3. 企画検討

4. 骨子レベルでメンバーと共有、方向性を決める

5. 企画書作成

6. 社内プレゼン

7. 企画書ブラッシュアップ

8. 社内プレ〜ブラッシュアップを2,3回転繰り返す

9. 本番プレゼン

いくつか自分なりのポイントがあるので下記でもう少し詳しく説明します。

ポイント1 自分ひとりだけで進めない

まず最初に、営業やデザイナー、エンジニアなどプロジェクトに携わるメンバー全員と一緒に提案依頼書を読み込んで、どういう背景で依頼されて、この企画によって、どんな結果が求められているかを擦り合わせします。

これをやらずに本番プレゼン日近くまで、自分ひとりだけで進めると、社内プレゼンしたときに「あれ?求められている企画ってこういうことだっけ?」とプロジェクトメンバー内でも意見が割れて、取り返しがつかなくなることがあります。

また、自分ひとりで作業を抱え込まないで、イメージ作成や開発仕様策定など、それぞれのメンバーが得意な作業を最初に割り振ってしまうことで、自分の企画を考える時間を少しでも多く確保することもできます。

ポイント2 許される限り、クライアントも巻き込む

これは当然できないコンペもあるのですが、可能な場合はオリエン以降もクライアントとコミュニケーションを取るようにしています。コンペに参加したからには、より良い本質的な提案をしたい(そして勝ちたい)ので、オリエンまでに用意されたクライアント側の情報だけでは不足していたり、限られたオリエン時間ではクライアントの意図が汲み取りきれない場合があるからです。

また、調査を進めていくうちに、そもそも提案依頼書の前提からはみ出した方が、プロジェクトにとってはより本質的なのでは?という状況も出てきます。その場合は、前提がずれてしまうので、先にクライアントとコミュニケーションを取るようにしています。

ポイント3 社内プレ〜ブラッシュアップを2,3回転繰り返す

本番プレゼン日ギリギリまで粘ってアイデアをひねり出すタイプの方もいると思うのですが、私の場合はそれでよい結果が出たことがないので、なるべく早めに、企画書を一旦メンバーに話せるレベルまで完成させるようにしています。

そして、社内プレゼンをして、メンバーにフィードバックをもらい、企画の中身、企画書の見せ方をブラッシュアップをしていきます。特に、提案依頼書で求められていることへの回答に漏れがないかをしつこく様々な角度からチェックするようにしています。

企画の骨子が変わってしまうまで、何回もやればいいというものでもないと思うのですが、企画書に書かれた言葉、プレゼンで話す言葉など伝え方のディテールは、なるべくこだわって細かく調整した方が、より良いプレゼンができる場合が多いです。

まとめ

・プレゼン日から逆算してスケジュールを立てる

・ひとりで抱え込まないでメンバーやクライアントを巻き込む

・伝え方のディテールにはなるべくこだわって調整を繰り返す

最近の風潮からコンペに参加することは少なくなりましたが、コンペではなくても企画書を作成する機会は多々あるので、引き続き改善していきたいと思います。

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