選挙

「政治は高齢者びいきだ」って言うヤツこそ、選挙に行け!

平成28年6月19日の「18歳選挙解禁」まで、カウントダウンが始まりましたね。自分が18歳や20歳の頃、政治についてどう考えていたかというと、そんなに興味も関心もなかったような気がしています。

・政治家は高齢者ばっかりひいきして、若い層には目を向けていないから、つまらん。

・政治家って何言ってるかよくわからないから、そもそも選べないし...。

・自分ひとりが選挙に言ったからといって、◯◯党の勝利は決まっているらしいし、俺が選挙に行ったところで何も変わらないよね。

選挙は行きますが、正直、こんな感覚でした。

ただ、26歳になって政治家の選挙戦略を考えてみると、極論『選挙に参加するだけで、得をする』と思ったわけです。

「誰が当選するかが決まっていても、選挙に行くことは意味がある」し、「若者が選挙に行くだけで、政治家の言ってることがわかるようになる」と気づいちゃったんです。

僕たちは、『今回の選挙結果に若者の民意を強く反映させよう』とするだけでなく、『政治家が「若者が嬉しいと思う政策を打ち出すことに価値がある!」と思うようになる』ということの価値にも、気づくべきなんだと思います。

僕は、特に18歳〜20代の人達の政治参画率(投票率)をなんとか向上させたいので、『それくらいの年の知り合いが1人でもいる人』には、ぜひともこの記事を読んでもらいたいです。

※勘違いしてほしくないのですが、僕は決して高齢者の方々の世代と対立したいわけではありません。ただひたすらに、政治に対して無気力で、無関心で、希望がないと思っているこの状況が、なんとかして変わればいいなと思っています。

------目次------

1:政治家から見た若者世代

2:若者世代はどれだけ影響力を持てるのか

3:若者世代には希望はないのか


------1:政治家から見た若者世代------

投資対効果を考えると、若者世代はゴミクズですよね。総務省が公開してる年代別の人口(千人単位)と投票率を見てみれば明らかで、20代は少子化で人数が少ないくせに、投票率も低い。構成比で見れば7パーセント。

50代は老後を心配し、65歳で高齢者、75歳で後期高齢者です。そのグループの投票数比率合計で既に65%に達してます。20代の約10倍。30代と合わせても、3倍以上のボリュームになります。

自分が政治家になった気持ちで考えれば、『社会保障』もしくは『若者支援』を大きな課題で掲げることとで、自分の得票数にどのような違いが生まれるでしょう。20代から圧倒的な支持を得たとして、高齢者の得票数を競っている候補者達を退けられそうですか?

圧倒的に高齢者に寄った方が有利そうですよね。だから、「政策」から「言葉の選び方」から「パンフレットのデザイン」まで、僕らのセンスからはかけ離れたものになりやすいんですよ。

でも、政治家の方々も、応援してくれる仲間がいて、支えるべき家族がいます。なによりも自分が成し遂げたいことがあるはずです。そのためにも、『選挙に勝つ!』ことが絶対に必要なので、責めることはできません。


------2:若者はどれだけ影響力を持てるのか------

じゃあ、政治家が『勝つために、若者に本気で目を向ける』ことはないのでしょうか?そんなことはないはずです。若者世代が十分な投資対効果を得られる世代となればよいのです。

試しに投票率を全年代投票率52.6%と同じにしてみましょう。

むむむ。それでも、30代よりも投票数比率は低いんですね。ガッカリです。それでは、最大投票率を誇る60代と同じ比率にしてみましょう。

これはなかなか良いですね。18歳の選挙権が解禁されて若者世代の人口が増えれば、決して軽視できない世代となっているんじゃないかと。では、大盤振る舞いで投票率を100%にしたら...。

20代が全体の20%を占める世代となりました。それでも60代に及んでないというのが驚きですが、20代は選挙結果を左右する重要な世代と認識される気がします。

ただ一方で、20代がどれだけ頑張ったとしても、全体の20%弱程度までの影響力しか得られないようにも思います。


-----3:若者世代には希望はないのか------

ただ、実は20代の20%は見た目以上の力を発揮するんじゃないかと僕は考えています。そのポイントとなるのが『浮動票』の概念です。コトバンクから引用すると、

浮動票(ふどうひょう):選挙のたびに投票する政党や候補者を有権者が変える未確定な票をいう。固定票は票田として票読みがしやすいが,浮動票は地盤などで固定されていないので,個々の選挙時における国の内外の状況や選挙運動の戦術によって投票先が変る。

とあります。つまり、『私は絶対に◯◯党!』とか『うちの会社は全面的に◯◯氏を応援します!』という固定票ではない票のことですね。固定票が肉薄しているような選挙区では、この浮動票をいかに巻き込むかが争点となりそうです。

そのため、もし僕が固定票の票田を耕している政治家だとしたら、選挙時の政策の表現の仕方や、基本となる政策に加えたポイントとなる政策で、浮動票を持つ有権者に対して自分をしっかりとアピールし、巻き込んでいきます。

さらに、僕自身は政治にそこまで深い知識を持っているわけではないのですが、直感的には『若い年代ほど浮動票比率が大きい』のではないかと思います。考えも柔軟ですし、組織にも所属していない場合が多いですし。そのため『投票率比率』の数字は、浮動票数と考えると、若い世代ほどその数値よりも大きく魅力的に見えてきます。

浮動票に関してはデータがなかったので、仮に固定票の比率が20代=20%、30代=30%、...、70代以上=70%として浮動票数の比率を見てみます。

色々と仮定を置いてしまっていますが、僕達20代の投票率が100%になったら、20代は、浮動票を欲している政治家達にとっては圧倒的に魅力的な世代に見えます。

僕達が選挙活動上魅力的な世代に見えれば、政治は僕達にとって必ず易しく・優しいものになります。

別に、(もちろん、それが理想ですが)候補者について深く理解して最も適切な候補者を考えろとは言っていません。ロビー活動やデモをしろと言っているのではありません。多重影分身の術を覚えて、多重投票しろと言っているのでもありません。

あくまでも、年に多くて数回程度、選挙日に選挙に行くか、用事があるなら期日前投票に行くだけです。それだけで、政治は間違いなく僕達にとって"やさしく"なると思います。

逆に、投票率が下がれば、僕達の政治家にとっての重要度はさらに下がり、政治が遠いものになり、さらに僕達は興味を失う...と、お互いにどんどん離反していきます。それは怖いし、残念です。

18歳選挙権が施行され、政治家が若い世代の動向への注目を高めている今だからこそ、20代も力を合わせて『政策上魅力的な世代』に転身して、『若者たちも大切にしてくれる日本』にしましょうよ。

長くはなってしまいましたが、僕が20代、そして、これから選挙権を得る18,19歳に本当に言いたいことは"これだけ"です。

選挙、行こうよ。

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株式会社Libry 代表取締役CEO。東京工業大学大学院在学中に、株式会社forEst(現:株式会社Libry)を設立。小学生のときに決めた「世界平和」という夢のために、「誰もが生まれた環境に左右されず、自分の可能性を最大限に発揮できる社会」を創る。