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魔神が来た|谷口賢志note
全裸で脱衣所にバタンと倒れ込み助けを呼ぶと慌てて駆けつけた母親が奇天烈な息子の姿を見て「服を着なさい!」と混乱したので「動けねえんだよ!」と逆ギレで叫び返す——これが生まれてはじめてのギックリ腰の思い出だ。二十代後半だったと記憶している。
もうひとつ覚えているのは、舞台本番中にギックリしたときのこと。幸い最後の出演シーンでの出来事だったので、その日の本番には影響無かったが、翌日朝から痛み止めの注射を打ち(これ自体が激痛)、やや屁っ放り腰で芝居をした情けなく申し訳ない記憶。
ひとつ物申したい。
「ギックリ腰」って、名前可愛くないですか?
ギックリってノリの痛みじゃないわけですよ!真剣に動けなくなるんですよ?海外では「魔女の一撃」と呼ばれているんですよ?いや、それでも甘いね。「魔神の殺戮」でも良いぐらいですよ。——ぐはっ、こ、腰を、魔神に殺戮された、、、怖!これは怖い!ギックリより断然辛そう!そうしよう!
谷口賢志、魔神に殺戮されたので優しくしてください。
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谷口賢志
映画『文豪ストレイドッグス BEAST』
谷口賢志FC『独演会』
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