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音楽家が『悪霊』から得るもの3選!【音楽家コーチング】

マキャベリズム

この記事にも書きましたが、20歳でマキャベリズムを自分の作品にいれようとしたきっかけがこの作品でした。

この『悪霊』の登場人物のモデルであるネチャーエフを調べてください。このマキャベリストって怖ぁ〜って思いますよ。

難しい話はしません、極端な主義がどのように歴史を動かして来たか分かります。そして少なからず音楽に反映されているのです。ナポレオン関連の曲の多さはご存知の通りです。

私は個人的にシャンパンと音楽は「主義」と賜物だと思っています。「主義」っていう名詞ってないかもしれません、これが19歳のころ悩んだことでした。英語でもないんです。なんとかイズムとかいいますよね・・・ISMだけで意味ってないのかなぁ・・・ということで、私のデビュー曲は「ISM」ですし、いまだにISMギタリスト養成所ってのは残ってますし、アメリカではInternational Society of Music ってのを作りました♫

①話を戻すと、「主義」が音楽に与える影響を学べるのが『悪霊』なのです。

科学と宗教

見えるものだけを信じる科学、見えないものを信じる宗教・・・こんな考えは間違いでしょうか?

私が読んだ本の中で、佐藤優氏が書いたという記述を引用してあり、その佐藤優氏は池上彰さんから聞いたということで、4重に受け売りになるのですが、

幸福の科学という宗教団体が大学を作ろうとしたら文科省に認可申請したら「非科学的」と却下されました。その反論として

「オマエら処女から生まれた子とか、死んで復活するとかぬかしとるキリスト教の大学を認可しとるやんけ!」

私の口から出た段階でどこまで捻じ曲がった話かは分かりませんが、落語的に科学と宗教を観ることができますね。見る、見えない、見るから信じる、見えないから信じない・・・見えないからこそ信じる・・・

②科学と宗教のどちらの視点から音楽を観るか・・・これを考えさせてくれるのが『悪霊』です。

知識が邪魔をする

怖いのが知識です。私は大学時代にフロイトを勉強してしまいました。(デビューアルバムにも『フロイズ・アイスバーグ(フロイトの氷山原理)』を収録しています)フロイトがドストエフスキーの解説してるんです・・これがまずかったんです。フロイトなんかに書かれたら信じてしまうじゃないですか・・・それが頭から抜けないじゃないですか・・・だから、ものすごく狭い世界感でこの『悪霊』を読んでしまったんです。

この知識が世界感を狭めるという恐怖を知ったのは、フロイト批判が定着したインターネットが普及した後です。

③前提知識なしに読めない本を、刷り込まれた偏見なしに読むことで、音楽に反映する量が変わります。私を反面教師としてください。これを踏まえて『悪霊』を読むと人生かわります。くれぐれもフロイトが書いた本の題名を調べたりしないでください。リンクも載せませんからね。

まとめ

本題の「死」ということに触れずに説明してみました。

この記事が若い音楽家が文学に興味を持つきっかけになれば嬉しいです。

最後までお読み頂きありがとうございました


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