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20歳の音楽家が傾倒したマキャベリズム

日本人20歳

私は19歳でバークリー音楽大学に入りました。心理学はハーバードに聴講していましたが、20歳になった時・・・マキャベリズムを知りました。

マキャベリズムは「目的のためなら何をやってもいい」というヤバい考え方です。

ドストエフスキー

ドストエフスキーの「悪霊」という作品をお読みになったことはあるでしょうか? モデルになったネチャーエフもマキャベリストです。獄中からアレクサンドル2世を暗殺させたのです(ちょっと語弊がありますが、分かりやすく端折ってます)。

ちなみにこのアレクサンドル2世が作らせたシャンパンを毎年4月25日に飲むのが私の儀式です。シャンパンの紹介は以下から

19世紀後半

この19世紀後半のロシアの政治、経済、芸術の激動にハマってしまい、自分で音楽作品にできないかを考えました。

完成

完成し、バークリー音楽大学のカフェテリアで初演しました。200名ほど収容のカフェテリアに1000人が押し寄せる事態となり、セキュリティが総動員されました。

ゾッとした

はっきり言って、このような学生が集まる状態こそが、もでるとしたネチャーエフが殺人事件を起こした発端なのです。「誰かから殺されるかも」と思いました。

一人二役演奏という当時は画期的な奏法を編み出し、敵を増やしていたからです。

具体的にはギターを繋いで、3度と6度のハーモナイザーに繋いで度数のチョイスを左足、長短を右足でコントロールするというタップダンス的な音楽理論奏法です。最下段から視聴できます。

作品

マキャベリズムとは何か、世紀末のロシアの芸術、宗教観、産業、政治、文学・・・を、20歳のガキが何でまとめられると思ったのでしょうか・・・愚かでした。

帰国したら

帰国して作品を世に出すと評価は決まって「演奏技術」に向けたものでした。それもそのはず音楽雑誌、音楽評論家・・・全員、もれなく学のない低知能サラリーマンだからです。この業界は20年で去ろう思い実行したきっかけになりました。(実際には39歳で去っています)

30年後

作品を30年経った今聞き直すと、若いからこそ「間違った解釈ができた」こと、ネットがない時代だから「誤解できた」「曲解できた」のが財産だと感じます。

ちなみに1999年にアルバムに入れて、権利を買い取り、2006年に録音し直しています。

急に思い出した理由

マレーシアのセレブ用のライブで最もリクエストが多い曲がこれでした。

日本でも3月31日に再現ライブをやりますが、恐らくこの記事が出るころには満席かもしれません。ブログで残席は更新しています。


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