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貧乏音楽家が身に付けるたった一つの技術とは

相談者

今月はたくさんの音楽家にお会いしています。雇われミュージシャンとして作曲したりレッスンしたりでかろうじて生活できているミュージシャンが「収入頭打ちなんです」と言っていました。スケジュールを見せてもらうと、朝から晩までビッシリ詰まっており、隙間時間やることもギチギチにつまっていました。「時間も頭打ちなんです」と嘆いていました。

この問題

この問題はこの貧乏音楽家だけでなく、世界中の音楽家、特に音楽講師、音楽大学の先生達が抱えている問題です。

そして意外と簡単に解決できます

身に付ける技術とは

アソート・バッチングという技術を身に付けてください。セミナーで詳しく説明しますが、簡単に言うと同分野の作業を一度にやる方法を考えます。

例えば

筋肉を例に考えると分かりやすいでしょう。大腿筋を鍛えるスクワットと、おしりを鍛えるランジの日にランニングすれば効率的です。スクワットの翌日にランジをやると筋肉痛でやりにくいですし、走るのも遅くなります。同日にやることで疲労感は感じますが、まだ筋肉痛がないので大きな負荷をかけることができるのです。

悪い例

この貧乏音楽家は悪い意味で「効率化」を目指していました。小さい子供の面倒を見ながら、楽器を弾いたり、音楽を聴く時間がないから防水スピーカーを買ってシャワー時に聞いたり、仕事の作曲時間がないから子供の保育園の送り迎えの後に車中で思い付いたメロディをメモしたりしていました。

これは時短テクに見えるようで、アソート(詰め合わせ)の仕方が間違っています。非効率的です。

お歳暮でクッキーアソートをもらうならまだ分かりますが、意味不明なアソートとして、洗剤と、チョコレートと、靴下と、ようかんとハムの詰め合わせをもらうような感じです。

それでも悪い例

この方の例は極端ですが、「音楽だけでまとめる」ことで上手くアソートした気になっている音楽家が多いのです。大学の先生達の時間管理間違いで最も多いのがこのパターンです。だから先生なんていう職業やってるんです。

良い例

良い例は業務の種類、作業の種類で、一気にやった方が良い内容か、少しずつ継続したら良い内容かを、分類してアソートするのです。分かりやすくいうと、論文を1本読むのか、ジャンプを読むのか決めるという感じです。雰囲気伝わるでしょうか?

まとめ

個人によってアソートの仕方はことなります。ほとんどの音楽家がこのアソートの方法を間違えて朝から晩まで働いてお陀仏な時間管理・人生管理になっています。

今年からは海外の音楽家と会う頻度を増やすため、日本の方とお会いする時間は昨年の1/3になります(2025年はもっと減ります)が、機会があればお目にかかるのを楽しみにしています。

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