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ワーホリ・ジョブハンティング⑥ 待ち望んだローカルジョブ

1週間後に時間を取るから、そこで少し話をしてから、初日のトレーニングをすると告げられました。あまりにも唐突でしたが、話し相手はお店のオーナーなので、今までと違って信用できます。電話番号も教えてもらいましたしね。

しかし、1つ懸念点がありました。それは、金・土・日しか働けないことです。今まで仕事探しに長く苦しんできたので、もはや贅沢な悩みであるのはわかっていました。平日はどこか日本食店で働き、週末でこのローカルのキッチン用品店で働くことが、どう考えても現実的でした。

まあ、とりあえずは良かった!

これが当時の率直な感想です。家に帰って、シェアハウスのメンバーにもすぐ報告しました。僕はオーストラリアに渡って2ヶ月位からシェアハウスに住み始めました。自分の部屋(own room)があり、トイレやリビング、キッチンを他の人と共有します。2階建てのシェアハウスで僕は2階の住人。2階には他に3人のシェアメイトがいました。

フィリピン人のニコル(男50代) スペイン人のセルジオ(男28歳) シンガポール人のアジム(男26歳)
彼らとの暮らしは本当に家族のようでした。キャンプをしたり、バーベキューをしたり、沢山のことを語り合いました。皆、オーストラリアに渡航滞在しているという共通点があったので、良く分かり合えました。僕の仕事探しもずっと応援してくれていました。シェアハウスについても、またお話出来ればと思います。

他にも、僕の生活の楽しみにはテニスがありました。地元にテニスサークルがあり、週2日~3日テニスにのめり込んでいました。僕は中学校から大学までソフトテニスをそれなりに必死に取り組んできました。目を引く結果はありませんが、頑張ってきた分、技術やゲームへの理論を自分の中にしっかり持っていました。そして、このテニスサークルで僕ははじめて硬式テニスを体験しました。(そして、今に至るのですが。)初心者ではありましたが、硬式テニスはソフトテニスと近い部分が多く、メキメキ上達していきました。サークルの参加者は比較的初心者が多かったので、まるっきりの素人には、いつの間にか僕がテニスを教えるようになりました。外人を教える時は大変でしたが、大変英語の練習になっていたので、満足していました。

仕事を見つけた翌日あたりに、久しぶりにテニスへ行きました。すると以前、テニスを教えたことのあるバングラデシュ人が参加していました。とても話し好きで、からかい好き、かつ日本人好きの男でした。

その日、初めて彼とちゃんと喋りました。奥さんが日本人で、街で携帯電話屋を営んでいるとのこと。そして、僕もオーストラリアで何をしていて、何のために来たか、そして最近まで仕事を必死に探していたことなど色々とお喋りをしました。

そして言われました。

バングラデシュ人:「ウチで働けよ!」

僕:「え、、、、、!!??」

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