サウナ×恍惚
こんにちは、程よくサウナが好きなタゴです。いろんな視点からサウナを語ります。
「よーしサウナに入るぞー」となってもらうためのブログです。入ったら教えてね。
今回のテーマはサウナ×恍惚です。
恍惚=ものごとに心を奪われうっとりとしてしまうような感覚。
まさにサウナなんです。これについて詳しく掘り下げるために文化人類学の視点を紹介したいと思います。文化人類学とは、文化的な人類の営みについて経験的に観察する学問です。
今回紹介する本は
https://www.amazon.co.jp/風呂とエクスタシー―入浴の文化人類学-平凡社選書-吉田-集而/dp/4582841597
「風呂とエクスタシー」…まさに!
あなたはこんなことを考えたことありませんか?
「サウナじゃなくて温かい風呂でもリラックスできるよね?」
間違いありません…「リラックスできる」というのは他の選択肢で代替可能です。ぼくはこの問いかけに悩まされました。なんで風呂が良いのか…なんでサウナが好きなのか…
そんな時に「風呂とエクスタシー」に出会いました。
文化人類学なので起源として人類が風呂という文化をなぜ発明したのか書いてあるんです。風呂と言っても熱気欲、沐浴、高温浴などがあり、そのエネルギー源によっても姿形が違います。たくさん面白い説がありますが長くなるので割愛します。
さてサウナは熱気浴ですが、人類であるあなたはサウナを創ろうって思いますか?いつ使うんですか?笑
紀元前のめちゃ昔の人がサウナを創った理由は”恍惚”を得るためです。ただし、「サウナって気持ちいいから作ろうよ!」という話ではありません。
実はシャーマニズムが起こりらしいです。シャーマンがサウナの中で限界まで追い込んで恍惚状態になって、神の声を聞いたんです。とんでもないですね。「もう限界だ…意識が薄れてきた…」という時に人は幻覚=自分の力を超えた存在を感じます。サウナはこれを意図的に作り出す装置だったんですね。
ちなみにサウナの前は身体を傷つけて血を流しながら死ぬまでダンスして神の声を聞いたりしてたらしい。ちなみにサウナの後は大麻のようなドラッグになったらしい。エネルギー効率的にコスパが良い方に流れていったそうな。
死のダンス→サウナ→ドラッグ
この並び…!人類…!
一応フォローするとそこまで追い込まなくて良いんですけどね。
まとめると限界に触れて、”恍惚”を得るようなリラックスがサウナの魅力です。最近悩める人はシャーマンが聞いていた神の啓示を聞きましょう。
余談ですが銭湯で転がっているおじさんおばさんの正体は恍惚です。
では良いサウナを!
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