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世田谷区の高齢化について

現在の世田谷区の人口ピラミッドは、働き盛りの年齢層が厚く、生産年齢人口が多いです。都心への通勤の便もよく、学校も多いので、18歳以上の転入者が多いためです。

年齢層別にみると、団塊の世代より団塊ジュニア世代の方が人口は圧倒的多数です。団塊の世代が後期高齢者になりましたが、世田谷区において高齢者人口増はまだ序の口です。

統計は少し古いですが、10年後の推計値、20年後の参考値をみると、少子高齢化は継続するものの、今後も20代・30代の若年層を含めた転入者の増加により人口増加を見込んでいます。実現可能でしょうか。

1996年以降ずっと増加していた世田谷区の人口は、2022年減少に転じました。コロナ禍前と後で転入者と転出者の特徴が変わっています。横浜市からは転入者が多かったのが、転出超過になりました。川崎市、調布市、町田市への転出は増加しています。

出典:世田谷区政策研究・調査課「世田谷区将来人口推計」(令和4年7月)

社会的人口増の推計が楽観的であろうことはさておき、高齢者が増えている中、減り始めているのが高齢夫婦世帯数です。ピークは5年以上前に過ぎています。急増しているのが、高齢単身世帯。

おひとりさまの老後、孤独死があたりまえの時代。

出典:GraphToChart

孤独な老人が多数派。「寂しい、自分だけが」なんて嘆く時代ではないです。独身仲間をつくってもよし、ひとり遊びやひとり旅を楽しんでもよし。

在宅介護で家族が同居している場合、訪問介護のサービスに制約を受けることがあります。

急増するおひとりさまが安心して生きられる社会。自助、共助、公助、いずれも大切。ビジネスチャンスを活かす民間企業、世田谷区の行政にも期待しているぞ!



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