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横浜マラソン 2019 (勇猛果敢に初挑戦)

横浜マラソン完走しました!
制限時間14分前のギリFinish 5時間51分(NET)

前日まで

ジムには何年も前から通っているものの、筋トレ中心で走ることには注力していませんでした。もし当選したら練習しようと思って、軽い気持ちで毎年応募していて、今年とうとう当たってしまった。その後の数ヶ月、10kmまではそれなりに余裕を持って走り、最大20kmまで行けるレベルには持ってこれました。とりあえず半分は行けるだろうという自信がつくと、スタート前のメンタル的にはすごく楽になった。少しでも完走確率を上げるため、店員さんお勧めのクッション性の高いシューズを新調し、中敷きも足型をとってカスタムメイドした。これはお金で買う安心感。

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当日朝

早起きして乗った朝の東横線は平日の山手線並みに身動きとれないほど混んでました。周りの人がみんな準備万端のベテランランナーに見える。もっと朝ごはんしっかり食べれば良かった、水を買っておけば良かった、とか色々なことが頭をよぎる。前日の三ツ沢でマリノスが快勝したから、マラソン準備そっちのけでTwitterを見続けていたことをここで反省。準備で1番想定外だったのはゼッケンの取り付け作業。ものすごく手間取った。

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スタートまで

パシフィコ横浜到着後は混雑した人の流れに身を任せて移動。荷物を預けた後は勝手がわからないから早めに集合場所Mに行ったら、そのまま約1時間寒さに震えて待つはめに。ここでトイレには行っておいた。この時点ではトイレは空いてて待ち時間ゼロ。(スタート後はどこのトイレも大混雑)
ジリジリと列整理で進みながら、am8:30に「一斉にスタート!」とアナウンスが流れる。が、自分がスタートラインを通過したのはそれから25分後の8:55だった。

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前半(折り返し地点まで)

スタート後は心拍数を上げないように注意しながら抑えて走る。それでも混雑する人の流れに押されてペースが予定より早くなってしまい(これは後から気がついた)、15km通過で早くもスタミナ切れして急に足が重くなった。初マラソンの緊張感によるブーストが終わったのかもしれない。とは言え、沿道でマリノスの旗を振っている人に手を振り返す余裕はまだあり。大声で職場の恋話をしながら走る女性達や自分より明らかに体重が重そうなおじさんが軽々走るのを見て、まだまだ序盤なんだなあと思う。徐々にお腹もすいてきたので、エイドを見つけるたびに飴、バナナ、あんぱん、一口おにぎり、などお腹に押し込み、なんとか走り続けた。半分までは絶対走れるという練習からの自信がここで役に立った。

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ここからがマラソン(25km)

南部市場の折り返し地点を過ぎた25kmのところでふくらはぎがぴくぴく攣って走れなくなった。その辺りから高速道路に上がり、微妙な横の傾斜がある路面で片足に負担が集中して更にダメージを受けた。太もも裏も攣りはじめる。ほぼ歩きながら足の回復を待つ。周りでも歩く人が増え始めた。ペースを落としすぎると関門に引っかかると思って、できるだけ早歩きを心がける。途中の給水所にいたマリノスケとハイタッチ。

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まだまだ先は長い(30km)

30km過ぎると少し落ち着いてきたので、また攣らないように恐る恐る走る割合を増やす。足にかけて冷やす用の水が置いてあったので、他の人を真似して柄杓ですくって両足にぶっかけてみた。これは結構効果があったように思う。近くにペースランナー(6時間)がいて、デッドヒートを繰り返す。この人より後ろだと関門を通過できない。何度追い抜いても給水の間にいつの間にか先に行かれてしまう。ただ、歩きだと心肺への負荷が低くて上半身には辛さはなくて、足さえ動いてくれればまだまだ行ける感触はあった。なるべく足の筋肉を使わずに、腰から足を持ち上げるイメージで動く。上りは無理せず下り坂だけ走る。

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完走できるかも(35km)

高速道路を降りた後は、埠頭の奥まで行って折り返すコースになっていて、既に折り返した人達とすれ違いながら走る。前の方の人達は流石に安定して走っているし、なかなか折り返し地点が見えてこないから、この辺りが一番長く感じた。関門は毎回だいたい10分前に通過。もうすぐ閉まるよ!急いで!と叫ぶボランティアの方もいて若干焦る。今思うと、あれは後10分で仕事が終わる!という心の叫びだったのではないか。自分が折り返した後の反対側レーンは、関門通過を諦めて寂しげに歩く人達。その後、既にリタイヤした人を乗せたバスが通過。窓から外を眺める人と目が合う…

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ビクトリーラン(40km)

なんとか最後の関門を通過した後はゴールまで行けば完走になるから、山下公園から新しくできたハンマーヘッドまで、沿道の声援を聞く余裕がうまれた。もはや走っても歩いてもスピードは同じ。腕を上げて形だけでも走る姿勢を見せる。マリノス頑張れ!という声にエンブレムを叩くリアクションで応える。偽松岡修造や偽アニマル浜口みたいな声がけが多かった。それがお前の限界か!ここまで来たんだぞ、頑張れ!気合いだー!

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ゴール後

ゴール後には歩くのも厳しいぐらい全く足が動かなくなった。ずっしり重いメダルを受け取り、タグを返却して、貰ったアクエリアスをガブ飲み、記念タオルをかけて貰い、預けた荷物を回収するまで、思考停止状態で自動運転。地べたに座って上半身だけ着替えて、しばしスマホを見ながら休憩した。

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帰り道

駅までゆっくり歩き、帰りの電車は各停で座れたのだけど、降りる時に迅速に動けなくて危うく乗り過ごすところだった。そのあと駅から家までもめっちゃ遠かった。

走る前は、終盤になったらエントリーしたことを後悔するかな、もう2度と走らないと誓うだろうな、とか思っていたけど、そこまで精神的に追い詰められることはなく、なんか淡々と走り切りました。その代わり感動的なFinish にもならず、普通にひと仕事終えた感。

後半歩いてたからかな。足さえ攣らなければもうちょっとタイムを縮められたんじゃないかとも思うが、果たして来年またエントリーしてしまうのか。その前にこのnoteをちゃんと読み返すんだぞ、自分!(横浜以外のマラソンにエントリーすることは多分ないと思う)



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