【2024マリノス】初戦 きれいなジャイアン＃15 上島が楽しみ
CFGに入る前のマリノスを長く見てきたファンとしては、どうしても強いCBに惹かれてしまう。相手のエースFWにどーん！と当たってバーンと弾き飛ばすのを見るのが堪らない。
ここにきて上島がその資質を見せつけてくるようになったのが嬉しい。昨シーズンは角田が素晴らしすぎて、相対的に鈍重な印象になっていたものの、現在のエドゥアルドとポープとの重戦車チームでセットになると何故かワンランク上の選手に見えてきた。
やっぱりマリノスのCBはこーでないとね。
上島の目線
良いCBと言ったって、今のマリノスのCB基準からすると上島はパスが下手だし、そもそもトライが少ないし、という声があることもわかる。確かにそう思う。
だけどトライが少ないのは、CBの性として手堅くプレーしたいという気持ちがあるのだろうし、闇雲にチャレンジしまくるよりはむしろ好印象。
昨シーズン右SBで出場した時はグイグイ前にも行ってたから、できないわけじゃない。
パスのセンスと精度は、、、でもパスには出し手と受け手がいる。受け手がもっと頑張れば良いんじゃないか。幸いマリノスの前線にはスーパーな選手が沢山いる。パスが通らないのはきっと上島のせいじゃない。
以下は当日現地で見たままの感想です。DAZNで見直して確認したものではないし、単なる素人の感想なので難しいツッコミはご容赦ください。
東京V戦のスタメン
Jリーグの開幕戦、キックオフ後の「上島の目線」では＃6、＃27、＃18の3つのパスの出し先があった。（喜田は封鎖されてた）（左サイドへのパスは求めないものとする）
渡辺はVerdyの選手に囲まれても簡単には失わない流石の技術があったけれど、その分マークも厳しかった。松原へのパスも狙われていたし、出せても次がないパターンが多かった。水沼は”今日はどうしましたか？”という状態ですぐにボールをロストしてしまう。
これではCBが畠中であってもパスを通すのは難しかったのではないか。
ここで上島のフィジカルを活かして相手をブロックしながら、あと数メートルをドリブルで前進できてたら局面が変わったかもなあ・・ちょっと怖いけど。
飛び出したポープの後ろのカバーやゴールライン上のクリアでCBの仕事は忠実に果たした。
56分 水沼→ヤン、喜田→宮市
56分にハリー監督が最初の手を打つ。
ボールが収まらない＃18に代えて＃11。（恐らく）ACLでお疲れの喜田を下げて、＃28と＃6が低い位置に降りる。
そしてエウベルを真ん中にもってくる奇策。
「上島の目線」では、これで一気にパスが出しやすくなったのではないか。
特にヤンのキープ力は格が違っていた。渡辺も横にいてサポートするし。そうなるとパスの出し手の精度なんて問題じゃない。
この時の左チームの破壊力も凄かったが、右チームもなかなかいい感じだった。
72分 渡辺→ナム、エウベル→天野
72分にハリー監督の2手目。
1手目の賞味期限が思ったより短かった。これもACL疲れの影響か。
「上島の目線」では、パスの出し先のひとつが＃20に代わった。パスの距離が再び遠くなったけれど、Verdyの選手も疲れてきているし、韓国で改造された天野もしっかりボールをキープしてくれる。全体的に押し上げていることもあり、上島のパスのアラはあまり見えなかったように思う。
81分 山根→植中
81分にハリー監督の最後の魔法。
アンカーを下げてFWを追加投入。Verdyに押し返す力がもうないと見たか、或いはどうしてもゴールを奪うという執念か。
「上島の目線」では大きく変わらないが、アンカーがいないから守備の緊張感は上がったのではないか。今こそ強力CBの腕の見せ所。
86分にはしっかりイエローカードをもらった。
ドリブルだ
やっぱり上島に必要なのはドリブルだな。松田並みにゴリゴリ前に進んでくれるようになったら、次にユニフォーム買うときには＃15にします。
（今シーズンは＃11と＃27にしてしまった）
視野を広げた左サイドへのパスは年イチぐらいでいいんじゃないか。右なら適当に出してもたぶんヤンが拾ってくれる。テンポを変える鋭い縦パスはSBに任せよう。
畠中が戻った時に右CBのポジションを維持できるか。左では渡辺泰もかなり足が早いという特技があったから、怪我人たちが戻るとCBも激戦になりそう。どかーん！、バーン！というシンプルなぶつかり合いが好きなんですよ。
今シーズンの数試合を見て、上島の存在が急上昇してきたので久しぶりにnoteに書きのこしておいた。
栗原の強度はすでに受け継いでいて、中澤ほどではないが動きに無駄がなくなってきている。ここに松田の狂気を加えて完全体CBを目指してほしい。今シーズンの成長が楽しみである。
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