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大学院の進路に迷っているあなたへ②

この記事は続編です!
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1. ずっと大学院を変えたかった僕
2. 分岐点~研究室配属~
3. コロナは僕の人生も変えた
4. 結局大学院を変えなかった僕 ←ココカラ!!
5. 今になって思うこと
6. 大学院の進路に迷っているあなたへ

4. 結局大学院を変えなかった僕

まあプロフィールにも書いてあるし見出し通りですが、僕は北大には行かずそのまま進学することにしました。

周りには相談していなかったので、とても驚かれました(笑)
そりゃそうです、あんだけ帰りたいとほざいていたやつが突然インスタで合格通知書を破いているのですから(笑)

コンプラ的にはあまりよくないのかもしれませんが、合格通知書を破る動画をストーリーズに投稿しました。ウケ狙い的なところは少しはありましたが笑、後悔のないように覚悟を決めるという意味で行いました。

傍から見たらさぞ奇妙なことでしょう。普通に考えれば北大に行ったほうが良さそうに見えますからね。なんなら自分もそう思いますし(笑)

では、なぜ残ることに決めたのか。
理由はいくつかありますが、一番の決め手は"博士課程まで進学し、研究職につこう"と決めたからです。
ですが、それならむしろ北大なのでは?と思うかもしれません。

僕はただ研究職に就きたいわけではなく、自分にしかできない研究スキルを持ったオリジナリティのある研究者になりたいと思うようになりました。
そしてそのためにより近い道は、今いる研究室が一番だと思ったのです。(僕の詳しい研究内容についてはまた追い追い)

僕という人間は基本的に承認欲求が高い人間で、他人と同じような、無難な人生を過ごすよりは、自分が思うかっこいい、他人とは違う人生を歩みたいという考えが根底にあります。研究の道を究めることが自分には合っていると思えました。

しかし、ここに残って博士に進学したとて、そのスキルを完全に自分のものにできるという保証はどこにもありません。孤独でとても厳しい道のりになると思います。しかし、これが一番後悔しない道であるという結論に至ったのです。

そうなった時に次にぶち当たる壁、博士課程に進学する他のがくせいもぶち当たる経済的な面については、親に了承をもらえた点と、タイミングよく国が博士課程の学生に対する支援金を増やしてくれたことにより解決しました。
また、博士の就活はなかなか狭き門であることに関しては、僕が就活する頃には今よりは多少広くなってはいるだろう考えたことと、指導教員がある程度具体的な道を示してくださったことが大きかったです。

自分は本当に指導教員に恵まれ、オリジナリティを得られるチャンスに今あること、少しではあるが将来の道筋が他の博士課程の学生よりは見えているということが、2番目に大きい理由でした。2番目と言っても、くじに外れて違う研究室に行っていたらきっと北大に行っていたことでしょう。


5. 今になって思うこと

この選択が合っていたかどうかわかるのはまだまだ先のことなので、そこについては何も言えません。

覚悟をきめたとは言えども不安は常に付きまといます。きっと世間一般にいう"幸せ"には遠くなったと思います。周りも就職し始め、結婚、早い人ではもう赤ちゃんまでいるし、自分は子供であるままどんどん置いていかれるような気分に日々苛まれます。

しかし、僕たちには後ろを振り向いている暇はありません。今の自分にできることはあの選択を下した時の自分に嘘をつかないよう、日々ひたむきに頑張ることだけなのです。

皆さんから見た僕はどう映るでしょうか?
苦しいように見えてしまってはいないでしょうか?(笑)


6. 大学院の進路に迷っているあなたへ

以上、僕の大学院進学についてでした。かなり特殊なケースではあるのであまり参考にはならなかったかもしれませんね(笑)

ただ、何かしらアクションを起こすことは自分の人生を考えるいいきっかけになると思います。あなたが今大学院の進学に悩んでいることはかけがえのない財産となり、後にあなたに帰ってくることでしょう。動機なんて僕みたいにしょぼくていいのです、あとからついてきます。

自分という人間をしっかり分析し、自分の信念を確認し、ゆっくり考えてみてください。

時期的にはもう研究室訪問は終わっているかと思います。まずはしっかり合格するように頑張ってください!

僕の研究を応援して頂ければ幸いです!