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自尊感情=自分らしさ

こんばんは!
てじです。

今日は少し暗い話になりますが、目に止まったニュースがあり、書いてみます。ちょっと前の話ですが、厚生労働省が1月17日に「2019年の自殺者、2万人割る=統計開始以来初、速報値―厚労省」(引用:時事ドットコムニュース)を発表したそうです。正直こんなに多いのかと思いショッキングな内容でした。。。原因はさまざまとは思いますが、自分をもっと大事にしてほしい気持ちがあります。自分を大事にするというところで「自尊感情」というキーワードを見つけたので、自分なりに解釈してみました。

自尊感情とは自分に持つ自信やプライドなど自己肯定感を言います。
「自分には価値がある」「自分のことが好きだ」「自分はこれでいいんだ」などと言った考えのことです。
自尊感情が高い場合は何事にも自信や活力が溢れていて、自分自身に誇りをもっていて社会への適応応力が高いです。常に自信をもっていてちょっとしてアクシデントなどにも動じず堂々としている人が多いですよね!
逆に自尊感情が低い場合は自分には誇れるところがない、うつむき加減でいつも自信が無さそうな様子など行動も考えも消極的になりがちで、周りと比較して自分の優劣を決めたがる傾向があります。このような気持ちが続いていくと精神を病んでしまってうつ病になってしまったりします。

平成25年の内閣府の自国と諸外国の若者の意識を把握し、若者の意識の特徴などを分析した調査では、自分自身に満足しているかとの問いに約46%の人が「満足している」と回答し、約54%の人が「そうは思わない」と回答しました。
お隣の国、韓国では同じ質問に対し、約72%の人が「満足している」と回答し、約29%の人が「そうは思わない」と回答しました。同じアジアで隣同士の国なのにかなりの開きがあります。中でも一番満足していると答えたのがアメリカで86%の人が満足していると回答しました。国民性の違いと言えばそうなのかも知れませんがアメリカの人はやはり自分の主張がしっかりとしているところもあり、個人を尊重するところが大きいのかもしれません。

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(出典:内閣府 平成25年度 我が国と諸外国の若者の意識に関する調査 「第2部 調査の結果」

また悩みや心配ごととして、悲しいと感じたこと憂鬱に感じたことを取り上げると、日本は悲しいと感じたことが「あった」約73%、「なかった」約27%でアメリカは「あった」約50%、「なかった」約50%。憂鬱に感じたことは日本は「あった」約78%、「なかった」約12%、アメリカは「あった」41%、「なかった」59%となり、日本は悲観的に感じる傾向が強いことがわかりました。

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(出典:内閣府 平成25年度 我が国と諸外国の若者の意識に関する調査 「第2部 調査の結果」

自分個人の意見としては誰かに認められる、ほめられる、結果を残して賞賛されるという経験があまりなく自己肯定感を低くしていっていると感じます。これは幼い頃から経験で親からの愛情を素直に受け取れていなかったか当たり前と感じていたり、周囲から認められることをしていたとしても変に謙遜して控えめになってしまっている人が多いからだと思います。批判されることや周囲からの目を気にしすぎて自分のやりたいことを我慢して自分を抑制してしまっていることも原因に挙げられます。失敗を恐れずにやりたいことをやってみることが大事ですよね。
ただ自尊感情が高ければ高いほど良いかというとそういうわけでもなく、自信が高い人は人からの意見に耳を貸さなかったり、傲慢な態度を取っていても気が付かなかったりとよろしくないところもあります。

話を戻し、自尊感情を高めていくには、自分自身のことを受け入れて、人に親切にし、人のために何かをして、「与えていくこと」が良いとされています。
与える精神を持つことで自分の自尊感情を高めて成長していくこともでき、人からも認められ大事にされていきます。よく言うことわざの「情けは人の為にならず」というところでしょうか。
調査では7年前の結果なので、今とは結果が異なってきているとは思います。最近ではSNSやYouTubeなどで自分の価値を見出し、自分に自信をもって活動している人も増えていきました。自分自身と向き合い長所も短所も全部含めて、自分らしさとして受け入れられることが自尊感情です。これからも自尊感情と丁寧に向き合って自分のことを大事にして欲しいし、もちろん相手のことも大事にして欲しいなと感じました。

ということで、今回はこんな内容のお話を書かせて頂きました。
また良かったらお付き合いください。
最後までお付き合い頂いてありがとうございました!

ではまたまたまた~


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