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【Facebookアーカイブ⑦ 一般的な情報でさえ検索できない など】


<ネットでは24%しか調べることができない>

GOOGLEなどの検索サイトを使って情報を検索されると思いますが、そろそろみなさんもお気づきだと思います。「上位の検索結果が自分にとって最適でない」ということに。

SEO対策SMO対策しましょうと個人の開業の先生であれば営業の電話がかかってきたことが一度や二度では無いと思います。裏を返せば対策をしているサイトが上位に来ている可能性が高いということです。

まあ、それは良いとしましょう。嘆いても始まりませんし、情報のFILTERING能力を自分または他人に依存できるONAKAMAがいれば情報を分類できるので。

しかし、先日の特許の話でも書かせていただきましたが無いことの証明が難しいので情報にアクセスできているつもりが出来ていないと言うことに気づいていないことが怖いんです

「新ネットワーク思考」(NHK出版)からの抜粋になりますが、「全てのウェブページが互いに連結されているわけでは無いのだ。 どのページから出発しても到達できるのは全ドキュメントのわずか24%ほどにすぎず のこりのページにはサーフィンによっては辿りつけないのである。 そんなことになっているのはウェブのリンクが向きを持っているからである。 これを言い換えれば 我々はURLにそって1方向にしか勧めないということだ この向き付けされたネットワーク内の2点が直接リンクされていなくても他のノードを介して連結することができる 例えばAからDに行きたければA>B>C>Dにたどり着くことはできる。 しかしその道を戻ることはできない 向きづけされていないネットワークではできるが 向きづけされている場合には むしろ行きと帰りは別の経路にになる可能性が高いのである。」「ワールド・ワイド・ウェブのような向き付けされたネットワークは、識別の容易ないくつかの大陸に分裂する。すべてのノードとつながる中央大陸、中央大陸側にしか進めないIN大陸、中央大陸に戻れないOUT大陸、IN大陸とOUT大陸をつなぐトンネル、大陸とつながる半島、大陸とつながらない個々の島で構成される。」

つまり、理論的に情報が世の中に存在していても24%しか到達できないということなのです。 つまり、無いことの証明が悪魔の証明と言われる所以です。

ですので、情報へのアクセスフィルタリングを外部に持つ大切さONAKAMAの大切さの一例です。

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<一般が一般でなくなる>

『ヒポクラテスの誓い 』は、2000年以上前の医療状況下で書かれたものです。その一部には現代にはそぐわないところもありますが、多くは、いまも医療倫理の根幹を成しています。

『ヒポクラテスの誓い』を現代的な言葉で表したのがWMA(世界医師会)のジュネーブ宣言(1948年)です。さらに近年、医学の発展とともに医療は高度に専門化、複雑化されています。患者主体の医療が提唱されるようにもなり、患者には自分の診断・治療・予後について完全で新しい情報を得る権利が生じました。

これは、患者側にも、公式に医療を受けるリスクが求められるようになったということです。そして医療側には、そうした患者に納得してもらうための十分な情報提供が求められるようになったのです。即ち、患者の人権、自己決定権の尊重、インフォームド・コンセントであり、時代の変遷とともに新しい倫理も生まれてきました。こうした背景にあるのは、医学研究の倫理的原則を示したヘルシンキ宣言(1964年)や、患者の権利に関するリスボン宣言(1981年)などです。

リスボン宣言の中には「良質の医療を受ける権利」について述べられています。その中の小項目には「患者は、常にその最善の利益に即して治療を受けるものとする。患者が受ける治療は、一般的に受け入れられた医学的原則に沿って行われるものとする」とあります。しかし、前述のような情報爆発の世界では「一般的に受け入れられた」情報さえ、専門外の医師には、正しく扱うことが難しくなっているのです。

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<ONE STEP FURTHER①「紹介したいのは、、」>

これまでの小括でありますが、患者の期待値の増大と情報爆発で個々の医師のカバー範囲は医療知識総体に対して日に日に狭くなっており、リスボン宣言で言われる「一般的に受け入れられた」医学的原則でさえ専門外では理解できなくなりつつある現実があります。こうなると他に専門性を求めなくてはならなりません。

医療知識に関する知識格差が大きく、医学知識総量が多くなかった過去においては、紹介はギルド内の医師関係内で完結することが多かったのですが、現代は医療の受益者であり知覚者である患者の医療知識レベルと期待値の向上と医師の医療知識総体に対するカバー領域比率の低下、専門分化、交通機関の発達などによりギルド内の紹介だけでは患者の期待に応えられなくなっております

名医本や希少疾患に関する専門家情報は世に多く存在します。しかし、紹介の際に悩む大部分の疾患は自身の専門性ではないが、希少疾患でもない疾患ということにな―ります しかし、医師が探すのが困難な適切な専門家を患者さんが適切に探せる確率は高くないと言わざるを得ません。

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