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薬局と第3のビールとレストラン



以前も書きましたが 医療は国民の健康を守るために 税金や健康保険料という負担からのサポートを多く受けています。したがって 支払側と診療側の議論で決めるというスタイルに関しては当然のスタイルだと思います。しかし、4月の診療報酬改定に関してこのような記事を見ました。なかなかこれからの医療はつらいなーと思ったところがあります。


薬局(医療 ローカルビジネス”1)

支払側の委員は、「大型チェーン薬局や敷地内薬局については経営効率が極めて高いことに加え、患者中心の医薬分業を推進する観点からもさらなる適正化が必要だ。店舗数に着目して低い基本料を設定するといった対応は妥当だ」と述べた。これは業界の様々な経緯があってとのことだとは思いますが  薬局業界について知らない部外者から見ると 効率化をして経営効率をあげた結果 報酬を下げられると 効率を上げるモチベーションは下がる可能性があるのと その背景を知らない患者さんは 点数の低い大型チェーンに集まり 小型の薬局がより苦しくなったり 最終的には 大型チェーン店が多店舗展開を行わなくなり 患者さんの混乱を招き、利便性がさがるという結果にならないのかな?と思いました。 素人の感覚ですみません。

 発泡酒や第三のビール問題と似ている部分があるなーと思いました。


第3のビール(製造業)

発泡酒や第3のビールは税制の隙間をぬって企業努力によって 顧客獲得のために作られたものです。しかし、税収不足という背景もあり ビールの税率を下げ 発泡酒や第3のビールの税率をあげる。そして2026年からはビール類として税率は一本化されるということになります。 これも企業の努力と税収のせめぎあいです。しかし、こういったことが続くと もう新しいことして儲けても また税金上げられてというトラウマになりイノベーティブなものが出てこないために余計税収が下がるということが起こるのでは?などと考えてしまいます。 国家も「第3のび~るですか こりゃ一本取られたなー 素晴らしい 逆に税金を下げるので どんどん売ってください その代わり 儲けたお金で新しい設備投資や研究開発してね」と長期的視点にはなればうれしいですね。 でも 財政が苦しいから仕方ないのでしょうかね? 

レストラン(ローカルビジネス#2)

レストランはシェフの腕や経営努力によってファンが増えると利益が増えます。 しかし、席数や営業日の関係で顧客の総人数はある程度行くと頭打ちになります。しかし、診療報酬やアルコールと違って 値段設定が自分で好きにできます。そういった意味で モチベーションが上がりやすいですよね やる気と実力のあるシェフにとっては。



国家運営の現場におられる方は勿論 俯瞰してそのあたりも認識しておられるので ジレンマで苦しんで居られると思いますが。無い袖は振れない状況なんでしょうね


今日はちょっとした雑記でした




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