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家さがしノート#2(全13回)資料まみれの机上で空論

長年続けた賃貸暮らしから、中古の分譲マンションを購入するまでの記録
(個人特定を避けるため若干の嘘や誇張を含みます)
前回はこちら

主な登場人物

俺:都内在住だった40手前の男性。会社員
妻:年齢不詳の謎の女。自由人

2018年11月のできごと

都内での新築マンション購入に絶望し、横浜でも(当然)無理っぽい雰囲気が立ち込めてきた我が家。
中古マンションの検討を妻に勧めてみると、意外に乗り気で資料集めをはじめた模様。

山積みの資料との戦い

以前に請求していた新築物件資料の未着分と、今回請求した中古物件の資料がまあ届くこと届くこと。帰宅してポストを開けると、ギッシリと封筒が詰まってる日々。
中には心当たりのない地名まであって、勝手に送ってきたのかと思ったら「新築も諦めてないから範囲広げて資料請求しておいた」と妻。
広げるにも程があるよコレ…地の果てかよ。(言い過ぎ)

ともあれ、ひとつずつ開封してはカタログを精査していく。一棟まるごとリノベーションしたマンションなんかもあるのね。まず価格帯でふるいにかけて、残った物件を駅からの距離や間取り、設備、通勤時間、築年数で順位付け。許容範囲を超えた物件は捨てる。

残った物件を地図で確認して、周辺環境をチェック。至近に騒音元になる学校や線路、幹線道路のある物件を捨てる。
学校は特に重要で、至近にあるとまず登下校時の喧騒、昼休みの喧騒、運動会とかのイベント時の喧騒、部活の喧騒、飼育している鶏が夜明け前から大騒ぎと、とにかく騒々しい。部活や鶏は土日休日関係ないしね。(経験談)

価格と条件のバランス。よくできてる

結局のところ、安い物件(我が家にとってはギリギリ手の届く物件)はそれなりのクセがあることが判明。

1階や2階の低層階/防犯ほぼなし/至近に騒音対象/徒歩10分圏内に店がひとつもない/駅からくっそ遠いのにバスもない/新築で駅近でお店もたくさんあるけど米軍基地の演習で日々爆音

(埼玉や千葉だと普通に安くて新しい物件はあるけど通勤的に無理)

貧乏の贅沢と言えばそれまでなんだけど、我が家なりに途方もない借金を背負ってまで欲しい物件とは言い難い。むしろ借金と物件の両方がリスク大まである。住んじゃってる人たちはすげえなと思うけど、静かに暮らしたい我が家からすると演習の爆音とかもう何かの罰だとしか。

そう。我が家は静かに暮らしたい。吉良吉影くらいにはそう思ってる。

とりあえず、今ある物件は軒並み全滅。
予算上限ちょっと超えてるけど許容範囲かなという新築物件がふたつ残っただけ。

探し方にも問題があったね

もっと範囲を広げるか条件緩めるかなぁ…と物件サイトで検索すると、まあまあヒットする。ん?30件とかヒットするよ?とりあえず妻に確認。

妻「よく分かんないからそれ使ってない。ぜんぶ公式サイト?から資料請求したよ」

ははぁん…そういうことね。どうやら物件サイトでなく、一般の検索サイトで検索していたらしい。逆によくこれだけ見つかったな。
改めて、物件サイトで中古マンションを対象に検索を始める。条件全部盛りだとゼロ件。うおおマジで?

という事で、条件に優先度つけてゆるめていきましょうね、と相談(続く)

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