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ロックって何だ その1

今回のテーマはロックです。源流を辿るとブルースとか色々ですがキーボーディストから見てたロックや今のロックについて語りたいと思います。

そもそも私が楽器を始めた頃のロックってギターやベース、ドラムがないと成立しないというかとりあえずそれ鳴ってればロックって時代でした。もちろんキーボード側からすると羨ましいやら腹が立つやらで何とも言えない感じで冷ややかに見てたってのが今回の話の肝です。

昔の私はロックって何だ?って色々考えたり友人と議論したりしてましたが結論的に言うと

ロックは音楽のジャンルを問わず精神性にある

と常に思ってます。いくらギターやベースが派手なプレーをしてても既存の音楽の安い踏襲だったり踏み込んだ表現がないものはロックでないと思ってます。逆にアコースティックや弾き語りでもロックを感じる音楽はあります。これはクラシックとかでも言える事でビバルディやバッハの時代で表現が止まっていたらその後のモーツァルトやベートーベンの音楽もない訳で。つまり、ロックの精神って既存の何かを壊すとか挑み続けるっていう姿勢を指すのではないかと常々思う訳です。先述したようにこれは私がキーボーディストという視点から見てなければ未だにギターがジャーンと鳴ってればロックって位に思ってたかもしれません。そして近年ではキーボードも幅広い表現で世に出るようになりました。流行りのロックバンドとかには必ずキーボードの音色が付いてますしね。いい時代になりました。

だから何だ?ロックなんてどうでもいいだろう?って思う人はそれでいいと思うし拘らない人も最近は多いのではないかと思います。最近の流行りの曲でも日本に限ってもKing Gnuとか髭男dismとかADOとか米津玄師とかね、もう色々でね、こんな話すら不要かなと思う所もあります(笑)
そういう意味では日本の音楽は確実に次世代に渡っていると思いますけどね。逆にYOSHIKIの紅白でやったスーパーバンドとか見てると化石のようだなぁと思ってしまうし。歳を取るのは表現力なり精度は高められるけど曲のエネルギーとか爆発力って若い時にしか出来ない事だったり。時代に迎合していくのも難しいなと思う訳ですね。

まあ今回はここまでにします。テーマをその1としたのはまた語る機会があるかなと考えての事です。次回は地方でのアマチュア音楽事情について熱く語りたいと思います。では。

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