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物語

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記事一覧

マジック・カルチョ(設定)

主人公が住む田舎町のシーモタウンでは、「カルペローナ」と言うサッカーチームがあった。
サッカーフリークの主人公は、あるきっかけでパラレル・ワールドに迷い込みサッカーに魔法を織り交ぜる必殺シュートを魔法使いから体得した。

そして自分の世界のシーモタウンに戻ってきた主人公は次第に魔法とサッカーを織り交ぜた必殺シュートを放つ事から「マジック・カルチョ」と呼ばれる様になる。

しかし、パラレル・ワールド

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転生の石①

もうこんな毎日は、ウンザリだ。

高校1年半年経過、中学では常に日陰者だった僕"いつか・桃園"は、高校デビューを淡く期待した1人の高校生だった。
時間の歩くスピードに今だ入学式の桜舞い散る想いを馳せながら窓際後部座席・忍耐族から空を見上げ、フーっとため息をついていた。

だが、初年度の半ばから、この窓際族の突破口を見いだすアプローチが全く無いと言う事に既にふるい分けが終わり、日々うっすらと開いてい

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賑やかな墓場

昔、昔、まだ町の男性達が「ちょんまげ」をつけている時代の事だった。

町人A「おい!?
お前、この話しを知っているか?
最近、町の裏山の空におかしな穴が開いてそこから色んな物が降ってくるらしいんだ。」

町人B「そいつはおかしな話しだな〜。」

町人A「中には変わった形のソトウバもあったという話しだ。」

町人B「そうか〜。オレの家は貧乏だからまともにご先祖さまのお墓にもソトウバも立ててやれん。

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ホワイト・サマー・キャッスル

オレはいつの頃か、

ガキの夢の中だったかも知れない。

夢のいとこの姉弟との、

ひと夏の思い出を作っていた事を思い出した。

彼らの名前は忘れてしまったけど、

この物語では彼ら姉弟をこう名乗っておこう。

シディアとチャンクと。

オレは16年もの俗世間の人間達の強欲な剥奪と迫害行為に精神がすさみ、疲弊しきっていた。

見るもの全てを憎み、
奴らの笑顔や笑い声が耳と視覚にさわる。

そんな痛

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