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プール事故から見える現場の実態

高知県の小学4年生が溺れてなくなってしまうという痛ましい事故が起きてしまいました。
亡くなった児童の遺族の方にはお悔やみ申し上げます。

教育関係者としても悲しい事故です。ニュースで聞いたときは非常に驚きました。


小学校のプールのポンプが壊れており、中学校の水深の深いプールを利用していたことが多少なりとも今回の要因になってしまったと思います。


今回の事件を未然に防ぐことができたかと言われたら否だと思います。


中学校のプールを使うことに対してある程度の話し合いが行われたと想像できます。
しかし、中止という選択肢はなかったと思います。
中止すると、保護者が何を言ってくるかわからないですからね。
この炎天下の中で体育して熱中症になるリスクもありますからね。

自分が高知の教員の立場だとしても中止はせずに、使えるプールを使おうという選択肢になっていたと思います。
カリキュラムの関係もあり。


今回の事件で教員になりたい人がもっと減るのではないかと思われます。
ただでさえ、教員が減ってぎりぎりの状況で回しているにこれ以上減るのは死活問題です。
余計に事故が起こりやすくなってしまいます。

働き方改革という波が来ていますが今のままでは、言葉だけが歩いて現場の教員が疲弊してしまいます。
教育は国力につながります。
そろそろ重い腰を上げて欲しいです。



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