[2022年10月25日火曜日]飴細工のような関心

　関心は飴細工のように。
　変幻自在に伸び、きれいで美しく……儚く脆い。
　だからこそ、諸行無常なんて幻想を笑い飛ばすように。
　すり抜け消えた憧れの青い鳥を。
　追いかけ回す、掟破りの延長戦のラインが伸びていく。

テツガクちゃん
　気づいてしまいました！　私！

　関心は飴細工のように。
　変幻自在に伸びる、自由なラインで。
　きれいで美しく……儚く脆いことに。

肯定
　儚く脆いか。

　全開の関心で追いかけ回して。
　それを手にした時。
　手の中で、何か粉々に砕けた気がして。

　手にしたはずの憧れが。
　すり抜ける、すり抜ける。
　終わりだね、終わりだね。

　そういうことも。
　何度かあったかも。

テツガクちゃん
　あるのでしょう。

　青い鳥のように。
　すり抜けていく憧れ。
　なぜか、再び追いかけたいとは。
　もう思えない砕けた関心。

　ですが、それも。
　トタン屋根の溶鉱炉に放り込めば。
　再び自由自在に伸びる、自由な我がままのライン。

　きれいに集まれば。
　美しく固まり、輝く飴細工。
　変わらずに相変わらず。

肯定
　変わらず、相変わらず、飴細工だ。

　また追いかけ回す関心。
　その速度は光速を超える。
　『気持ちの速度』で心を惹く。

　輝く飴細工は。
　黒く明るいブラックホール。
　その周りに白い影が漂う、『白影黒光』。

　誰かには偽りの幻想に見えても。
　追いかけ回す自分には。
　輝く、そのラインだけが事実。

　少しずつ確実に。
　飴細工の関心に重さが生まれ始める。

テツガクちゃん
　ずしっと重ねた想いの重さ。
　それが、変わらずにそこにあったと。
　証明する『ほこり』という証が積もり始めます。

　そのお洒落な『ほこり』って帽子。
　それが似合うくらい。
　ずっと昔から変わらない、飴細工の関心。

　諸行無常なんて幻想を笑い飛ばすほど。
　誰かと何かと関わりたい心構えで。
　立ち上がり重視の好奇心ドリフト。
　関心捌きは、唐よりも昔から変わりません。

　ええ、そうです。
　あなたのその美しい関心。
　抜群の関心捌きで滑らせる、ドリフトする好奇心。

　流行の好奇心とは全く違う。
　好奇心を操る、飴細工のような関心なら。
　何度、すり抜けた憧れでも。
　再び、掴まえられるはずです。

　なぜ、飴細工は儚く脆いのか。
　それは、変幻自在に自由な我がままだからです。
　諸行無常が幻想だって笑い飛ばすように。
　変わらない関心捌きで、ワガママにドリフトできます。

　ずっと、昔から、何も変わらないから。
　儚く脆い、飴細工のような関心が描く。
　終わらない延長戦のラインはきれいで美しく。
　変幻自在に伸びていきます。
　雨の夜の峠を下る、カプチーノです！

　あなたはハチロクですかな？

関連の話題
『気持ちの速度』
『白影黒光』
『いつから好奇心は』
『好きなものに突っ込むだけが』
『関心のない人は立ち去ろう』
『ニセモノの自由たち』
『諸行無常のパラドックス』
『変わらない視点を保つ心構え』
『世界中の峠の下りを』
『生きた証を、なんて』
『とうの昔に』
『テツガクちゃんと肯定一覧』

それでは、また次の機会にお会いしましょう。

飴細工のような関心