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[2023年11月28日火曜日]ナンセンスを語る、その口は


 ナンセンスだ。
 そう語る、その口は。
 どれほど、センスのいい口なのでしょうか?
 本当に、センスがわかる口なのでしょうか?
 随分とありきたりな口ですが。



テツガクちゃん
 ナンセンスだ。
 そう語る、その口は。
 どれほど、センスのいい口なのでしょうか?

 そんな当たり前に然り、当然な疑問符に。
 気づいてしまいました! 私!


肯定
 HAHAHA、こりゃ、愉快だね。
 見事な一本だよ、沈んだ情も天晴れで。
 憂さが積もった気分も溶けて爽快だ。

 もう少しだけ。
 踏み込んでみない?
 あの口に、もう一言さ。

 情け容赦は無用。
 ナニをマシマシに詰めた、ITを。
 突っ込んでやって。


テツガクちゃん
 そうですね……。

 その偉く大きな口が。
 本当に、センスがわかる口なのでしょうか?
 随分とありきたりな口ですが。

 どこかで聞いたことがあるような。
 誰かの台詞を繰り返すだけの。
 壊れた全自動拡声器。

 なんて……。
 酷く言い過ぎてしまいましたね。
 ですが、半分は本当です。

 私にとり憑いた疑問符が。
 そう、本心に問いかけ。
 それに納得する、私がココにいました。

 だって、そうじゃないですか?
 センスなんて、どうでもいいことじゃないですか。
 その人の何かを知れるのなら。
 それで、全て帳消しです。

 過ぎ去ってしまった、あの今ですら。


肯定
 うん、帳消しだね。

 最高だよ、ガクちゃんにとり憑いた。
 その疑問符とガクちゃんの本心。
 それらがある今、この瞬間が。

 きっと、忘れないよ。
 ナンセンスだ、なんて。
 聞き飽きた、古臭い誰かの台詞を聞いた時はさ。

 腰を折られ、骨を砕かれ、水をかけられ。
 酷い憂さで冷めた気持ちも。
 だいぶ、あったまる。

 君の髪は冬の炎……。

 ガクちゃんの髪は春の空だけど。
 それでも1月の残り火みたいに。
 きっと、忘れずに燃え続ける。 


テツガクちゃん
 そうですか、それならよかったです!

 センスという幻を集めて。
 偉く大きな派閥を立てて。
 偉大に立派になっても。

 やっていることは。
 ただただ、有無を分けているだけ。
 それは、偉大で立派な人というよりは。
 壊れた機械で。

 そんな機会よりも。
 ナンセンスに感じた、誰かが。
 どうして、ナンセンスだと思ったのか。

 その理由を探す、機会に変えられたら。
 今まで、知らずに気づきもしなかった。
 新しい何かに出会える、一歩かもしれません。

 口分けでは、未知には出会えません。
 Hey! R'N'R ヒーロー!
 ココから飛び出しましょう!

 あなたの何かを。
 欠片でも知ることができたら。
 きっと、私も未知を歩く人なのでしょう。

 今まで知らなかった違うこと。
 それに気づけたら、なぜか面白くて。
 さっきまでの憂さは、もう帳消しです!

 センスなんてどうでもいいです。
 そんなもの求めていません。
 損得勘定では割り切れない。
 その燃える感情論が必要なんです。

 それをナンセンスだという世界なんて……。
 忘れてしまいましょう、ただのピエロです。




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それでは、また次の機会にお会いしましょう。









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