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[2021年8月25日水曜日]光の速度が止まって見えるのなら

 光の速度が止まって見えるのなら。
 『気持ちの速度』は見えないものが見える。
 あの豆腐屋の息子さんが。
 見えるはずのないラインが見えるのは。
 光速を超えてしまったから。

テツガクちゃん
 光の速度では。
 全てが止まって見えるのなら。
 
 きっと、光速を超えた。
 『気持ちの速度』は。
 見えないものが見えてしまう。

 そんな感じなのでしょう。
 そうです、あの豆腐屋の息子さんのように。
 見えるはずのないライン。
 それが、見えてしまう感じです。


肯定
 コーナーを抜けていく、86が。
 しっかりとハッキリと見えた時は。
 抜け出せるけど。

 それが見えない時は。
 抜け出せない。

 そんな感じの感覚。
 それが光速を超えた。
 『気持ちの速度』の感覚かもしれないね。

 時々、僕も覚えがある。
 見えるはずも聞こえるはずもない。
 何かに気づける瞬間。

 これも『気持ちの速度』かな?


テツガクちゃん
 限りなく、間の違いもなく。
 それこそが、『気持ちの速度』でしょう。

 さらに加速すれば。
 誰かにも伝えることができるのでしょう。

 闇を抜け出す、光の残像が。
 何かの影のように見えてしまうように。

 きっと、少し驚いて。
 時々、不可思議で。
 そんな面白い速度の感覚ですよ。


肯定
 愉快な速度だね。

 愉快過ぎるから。
 さっきまで、昼間だったはずの景色が。
 あっという間に夜中だ。

 だけど、本当は。
 最初から夜だったのかもしれない。

 僕が見ていたのは。
 昼間にあった、さっきまでの退屈。

 それが、しつこいくらい。
 今、この瞬間の夜に焼き憑いていた。
 そんな今、この瞬間は、昼間夜中。

 『存在と同時に存在しない』。
 曖昧な瞬間。


テツガクちゃん
 きっと、そうでしょうね。

 夜が昼に見えてしまう。
 そんな見えるはずのない。
 錯覚を見せてしまう。

 光速を超えた、『気持ちの速度』の影。

 あまりにもつまらなく。
 退屈なひと時が、限界を超えた時。
 その加速度は限り知らず。

 目の前のアレは、焼き憑いた姿で。
 本当の姿は、コレなのに。
 それに気づかず、不可思議のど真ん中。

 その現象は、イカサマではなく。
 様々な覚えが錯じってしまう。
 人の当たり前に然り当然な心。

 きっと、あなたも。
 そんな速度を乗りこなしているのでしょう。
 見えるはずのない、何かが見えてしまう。
 光速を超えた、『気持ちの速度』を。


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それでは、また次の機会にお会いしましょう。


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