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[2023年3月8日水曜日]あのボヘミアンは帰れたね


 Just gotta get out!
 Just gotta get right outta here!
 そう叫んだボヘミアンは帰った。
 このグリーンマイルに潜む。
 忌々しいペニーワイズをインテグラに変えて。
 堂々と鮮やかにボヘミアンらしく。



肯定
 今さらやっと。
 気づいたよ、愚かにも。

 たぶん、あのボヘミアンは帰った。

 Just gotta get out!
 Just gotta get right outta here!

 そう宣言した通りに。


テツガクちゃん
 全てをインテグラに変えて。
 忌々しいペニーワイズを。
 ただのピエロをITに帰すほど速く。

 どんな悪霊も追いつけないほど速く。
 秋名のハチロクやインプレッサでも。
 追いつけないでしょうね。


肯定
 追いつけないだろうね。

 歌う不死蝶さんも。
 めちゃ速だったから。

 だけど、確かに見たよ。
 寝ぼけた夢の向こう側で。
 超満員のライブ、その最前列で。
 今も歌う、あの勇姿。

 たぶん、あのボヘミアンも。
 今、エーオと人々を揺さぶっている。


テツガクちゃん
 ウィー・アー・ザ・チャンピオンですからね。

 人を殺したくらいで。
 終わってしまう、ゲンジツが。
 なんだって言うんです?

 そう笑って許せる。
 そういう魅力的な今。
 それは、確かにあります。

 どんなに偉いガリレオが。
 逃さない、と稲妻と雷鳴で。
 縛りつけようとしても。
 どうにもなりません。

 我を持った人は。
 ゲンジツって小さな箱には。
 収まらないからです。


肯定
 全く以てそのとおり。
 第七区から人を呼んだりもする。

 簡単に終わったり。
 罪と罰という恐怖で。
 支配しようとするような。
 つまらないゲンジツには。

 とても留められない。
 気ままなボヘミアンな人は。
 だから、帰るのさ。


テツガクちゃん
 帰るんです。

 ルーザーズで一番先に帰ったのはスタンさん。
 キャッスル・ロックへ、最後に帰るのはゴーディさん。
 今もジワタネホで釣りをしている。
 アンディさんとレッドさん。

 オーバールック・ホテルに帰ったジャックさんと。
 そこへは帰らなかったダニーさん。

 おそらく、あなただって。
 どこかへ帰るのでしょう。
 今、帰るつもりはないと思いますが。

 自分が帰る場所くらい。
 好きに決めても、誰も困らないでしょう。
 もちろん、ココがいいのなら。
 そう信じたように、ココに帰ります。

 私は……肯定さんの隣がいいです。
 ワガママで在れますから。

 イタリアサンバを踊りながら。
 倫敦演歌を歌うアメリカ娘なワガママ娘で振り回す。
 そういうワガママ・クイーンで在れるのは。
 信頼依存している肯定さんの隣だからです。




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それでは、また次の機会にお会いしましょう。







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