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[2021年6月15日火曜日]気づける面白さ

 気づけることも面白さの一つ。
 それを思い出せてくれた相方。
 そして、遠い昔に読んだ推理小説を思い出した。
 『少年探偵ブラウン』を読んでいる時は。
 限りなく私も名探偵になっていた。

肯定
 気づける面白さっていいよね。
 
 ガクちゃんの「気づいてしまいました! 私!」とひらめく姿。
 それを見ると、そう思うよ。


テツガクちゃん
 そうですか?

 はっ、気づいてしまいました! 私!
 今、肯定さんは、何か面白い話題を持っていますね!?


肯定
 ご明察だね。
 面白い話題か、わからないけど。
 
 昔、僕が夢中で読んだ推理小説があってね。
 それは、『少年探偵ブラウン』という作品で。

 読むのが楽しみになる作品だった。


テツガクちゃん
 推理小説には読みたくなってしまう。
 そんな魔法がありますよね!

 見えない霧の中。
 手掛かりを集め、驚きという秘密の種を明かす。
 そんな衝撃的な展開が詰まっている、推理小説。

 その作品には。
 どんな秘密があったのですか?


肯定
 んー、『衝撃さがない衝撃』、そんな秘密かな。
 
 基本的に事件は、簡単なものでね。
 事件を解く鍵もちゃんと文章の中にある。
 それもわかりやすく。

 だから、その鍵を探すのに夢中になってさ。
 探しものを見つけ、答えに気づけた時の面白さは最高で。
 気分は自分も探偵だった。

 読者を探偵に変えてしまう。
 そんな秘密を持った作品が。
 僕にとっての『少年探偵ブラウン』だね。


テツガクちゃん
 その秘密ステキですね!

 推理小説は難題な事件や仕掛け。
 衝撃的な展開も魅力ですが。
 これも面白さの一つですね!

 読者に気づける面白さを見せる。
 そして、名探偵になれる魔法をかける。
 
 作家さんは、読者に魔法をかけることができます。
 自由な旅人に変えたり、名軍師に変えたり、名探偵にしたり。

 そんな魔法に気づけたら。
 あなたも魔法使いです。
 例え、作家でなくても。
 気づいてしまった、その瞬間から。

 今こそ、霧の都の名探偵に会いに行きましょう!
 先入観の金網を越えて。
 台無しにした明日は帳消しです。

 これから先、あたなは誰に魔法をかけ。
 何に変えるのでしょうか?
 新しい伝説となる、推理小説の始まりですね。


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それでは、また次の機会にお会いしましょう。


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