超劇場版ケロロ軍曹な時代


 はーい、テツガク肯定です。


 遠い遥か昔、『超劇場版ケロロ軍曹』を映画館で観たはずの私。
 あらすじというか、この映画の重要な要素は。

 人の本心を手軽に知れたら、どうなる?

 そんな感じに当時の私は感じて。
 今、振り返ってもそう思います。

 この映画は2006年公開の映画でした。
 当時は……Twitterとかあったのでしょうか?
 少なくとも、あの頃の私には。
 まだネット環境がなくて、そういう世界とは無縁でした。


 そして、今、現在。
 一応、Twitterもnoteもピクシブもブログもやっていて。
 手軽に人の意見を覗ける環境下にいます。

 ずっと、私は一方的に見る側なので。
 特定の個人に向けて発信することは。
 ほぼ、ないのですが……。
 最近、気づいたことがあります。

 けっきょくは。
 何事も黙ってシカトしとけ。
 そういうことなんだろうな、と。

 
 何か唯一の出来事があれば。
 それに対して、無二の意見が生まれ溢れます。
 もし、影響力が大きければ。
 鉄砲水のように、誰かの意見が自分に向かってきます。

 自分にとって都合のいい意見なら。
 さぞ、気分のいいことでしょうが。
 自分にとってムカつく意見なら。
 さぞ、スターリンのような気分でしょう。

 けっきょく、どちらにせよ。
 スターリンであることには変わりありませんが。


 都合のいい意見だけ言ってくれ。
 都合の悪い意見は粛清だ。

 そんな面倒な要求に付き合える、強靭な慈悲があれば結構ですが。
 そんなもの、いくら探しても私にはありません。
 私の相方は、慈悲深く無慈悲な冷酷冷徹のワガママ・クイーンですから。

 それならば……。
 面倒な要求をする独裁者より。
 ただ黙って、ブログを更新するワガママを貫いていく。

 誰の意見も求めていない、自分第一主義の世の中において。
 誰かのために、一秒たりとも使いたくないのは基本だぜ、『坂本文法』。

 
 そうやって。
 あの映画のように。
 誰も何も言わなくなる……。
  
 なーんてこと。
 諸行無常なんて幻想が存在しない、この世においては。
 起こるはずもない出来事ですが。

 今の人にとっての理想郷って。
 あの映画のような世界なのかもしれません。

 誰かと簡単に繋がった結果、誰とも関わりたくなくなる。
 人の超ワガママな部分を。
 わかりやすく描いた映画だったな、と。
 最近、振り返っています。超名作です。


 自分が唯一の出来事と無二の意見。
 それらをシカトするのが簡単か。
 自分にとって都合の悪い誰かを、騙さらせるのが気分がいいか。

 今のところ、私は前者なので。
 シカト全開、ワガママ全快ですが。
 
 私みたいな人が増えたら……。
 どうなんでしょうか?
 そんな無用な心配はトタン屋根の上。
 賢いFFはどう足掻いても、私や相方のような愚かなFRにはなれませんから。

 さて、最後に。

 何があっても、何をやっても。
 誰も何も言わない。
 そんな現状で、どこまで我がままを貫けるか。

 ココは愚かさ比べです。
 先に折れた方が賢いです!
 あなたは、どこまで愚かであれますかな?

 


 それでは、また次の機会にお会いしましょう。






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