[2022年6月13日月曜日]どうでもよくない、という錯覚

　どうでもいい、今、この瞬間。
　そんなわかりきった事実を。
　ひっくり返してしまう、ステーキな誰かは。
　どこかの今、この瞬間に。
　もし、出逢えた時は全速全開ですぞ。

テツガクちゃん
　どうでもいい、物語が。
　穏やかに緩やかに加速しながら。
　夢の中へ飛び込んだ時。

　夢中な速度は、どうでもよくない。
　そんな覚えが錯じっていく。
　錯覚の中を突き抜けます。

　今、この瞬間。
　その全ては、どうでもいいことです。
　誰にも関係のない、幻想です。

　きっと、そんなことは。
　誰もが、わかりきっています。

肯定
　たぶん、わかりきっているから。
　忘れたふりをして。
　思い込んでいるのかもね。
　どうでもよくないって。

　だけど、どう足掻いても。
　永遠に変わらず、答えようのない。
　透き通った透明な事実が。

　人生のど真ん中に落ちているね。

テツガクちゃん
　落ちていますね。

　無知無恥。
　無許可無免許無意識に。
　始まってしまった、この今に。
　果たせる義務も負う責任もありません。

　誰かに押しつけられても。
　その誰かですら、どうでもいい幻です。

　ですが、その幻が。
　物語のようにひっくり返ってしまう。
　そんな不可思議なことがあります。

　どうでもいいはずの幻が。
　どうでもよくない、と。
　想えてしまう、錯覚は。

　とてもステーキな魔法ですね。
　とっても不可思議で面白いです。

肯定
　凄く不可思議で面白い。

　3月までなんとも思っていなかったのに。　
　5月から頭の中から離れなくなったり。
　自分でも意味が分からない。

　どうでもよかった、それが。
　どうでもよくなくなる。

　ちょっと前まで。
　今、この瞬間は、どうでもよくないって。
　信じていたけど。

　最近、やっと思い出した。
　本当は、どうでもいいって。
　そう、どうでもよくないって。
　信じていた、全ては錯覚だったんだ。
　
　覚えが錯じってしまった、思い込み。
　人生の今、この瞬間も例外ではない。

　だけど、それでも。
　僕らは、『Mr.ジョーンズ』だから――。

テツガクちゃん
　そうです、『Mr.ジョーンズ』ですから。
　どうでもいいって、わかっているのに。
　いつの間にか、どうでもよくないって。
　感じてしまう、その理由がわかりません。

　ただ、気がつけば。
　あっという間の加速で。
　『DIVE IN!』していた。

　まるで、何かの夢のような。
　ステーキで不可思議な覚え。

　もし、それに出逢えたのなら。
　迷うことはありません。
　全速全開で突っ込んでしまいましょう。

　大切だからこそ全力で。
　どうでもいい、今、この瞬間に。
　どこまで、どうでもよくないと。
　感じてしまう、本心が憑いてこれるか。

　きっと、いるはずです。
　どうでもよかった全てを。
　ひっくり返してしまう、錯覚。
　それを見せてくれる、誰かが。

　あなたの進んでいる、今のどこかで。
　いつか、出逢える誰かです。

　その時は。
　果たそうとしたり、負ったりせず。
　ぎこちなくても、頼りなくても。
　どうでもよくない本心を全速全開に。

　その速度は、ワンダーランドへの片道切符ですぞ。

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それでは、また次の機会にお会いしましょう。

どうでもよくない、という錯覚