[2021年9月22日水曜日]古臭い競争至上主義

　古臭い競争至上主義は。
　全てが決まっている、出来レース。
　退屈でつまんない、のろまな速度。
　競争しないと成長できない何かなんて。
　最初からいらないゴミばかり。

フィロソフィー
　私、飽きてしまいました。
　競争至上主義に。

　そんなに競争がしたいのなら。
　誰よりも速く、人生を終える。
　競争をしてみたらいかがでしょうか？

　ガードレールを突き破るよりも。
　速く、目的地へ辿り着く。

　そんな競争を。

否定
　立派な競争だね。
　だけど、いつまで経っても。
　ちんたら、トロトロ、のろのろ……。

　目的地へ辿り着くためのA。
　Aに乗るためのB。
　Bを手にするためにC。
　Cを理解するためにD。
　Dを学ぶためにE。
　Eを知るためにF。
　Fを楽しむためにG……。
　まだまだ、続いていく回り道。

　最初からAを貫けばいいのに。
　幻をへばりつかせて。
　のろまな速度で進んでる。

　そんな進み方が。
　競争至上主義だなんて。
　退屈でつまんない冗談。

　本当は、競争する気なんてない。
　ただの出来レース。
　最初から全て決まっている。

フィロソフィー
　決まっていますね。

　この世界は。
　作りもののワンダーランド。
　オールフィクションです。

　真実も実像もありません。
　あるのは、何かの残像だけ。

　ムカついて。
　デコピンで吹っ飛ばすように。
　シカトすれば、消えてしまう。
　儚い至上主義ですね。

　秘密結社『SYAKAI』が。
　大量生産して出荷した泥人形が。
　所狭く並んでいます。

否定
　ただ、並んでいるだけなら、まだしも。
　変な念仏を唱えているからね。
　
　脳なし、心なし、命なし。
　だから、疑わずに何とか至上主義。
　そんな念仏を永遠に唱え続ける泥人形。

　出来レースじゃないと。
　勝てないって。
　思い込んでる誰かが。
　退屈でつまんない至上主義を。
　教え説いている。

　そこまでして勝たないと。
　存在できない自我なんて。
　最初から忘れてる。

フィロソフィー
　忘れてしまっていますね。
　山のような骸がなくても。
　私の姉はワガママ・クイーンです。
　
　そんな姉に敵わなくても。
　やっぱり、私もワガママ・クイーンです。
　私がそう信じている限りは。

　くだらない競争がないと。
　成長できない何かなんて。
　最初から、いらないものばかりです。

　無理してやる気を出して。
　頑張っても。
　全く割に合いません。

　今も続く、古臭いカビの生えた。
　飽き飽きした、出来レースの。
　競争至上主義。

　それがないと。
　頑張れない、何かなんて。
　頑張らなくてもいい。
　どうでもいいことです。
　
　人生は。
　嫌でも頑張らなくても。
　やる気がなくても。
　どれだけ、ブレーキを踏んでも。
　
　ワガママに自分勝手に。
　進んでしまいます。
　つまり、そういうことです。

　本当に大切なことは。
　競争なんかしなくても。
　あっという間に加速してしまいます。

　それならば……。
　この速度をどこまで貫き通せるか。
　いかにして、退屈でつまんない幻を。
　シカトしていくか。

　それが、夢中になれる。
　最速神話です。

　いつまでも、全てが決まっている。
　出来レースに付き合う。
　そんな義理もないじゃないですか？

　あなたも……。
　誰かに助けられたことはあっても。
　あの忌まわしい秘密結社に。
　助けられたことはないはずです。

　それならば。
　今度は、こっちがシカトして。
　振り回す番です。

　遠慮なく、情け容赦なく。
　全速全開で。

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それでは、また次の機会にお会いしましょう。

古臭い競争至上主義