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[2022年1月25日火曜日]お金に有り難味など

 お金の有り難味が見えない私は。
 そこに、有り難味など見てはならぬ。
 そんな戒めかもしれない、と考え始めた。
 お金に有り難味などはなくて。
 そんな幻をわかり始めたら、何かの終わりかもしれない。

肯定
 お金の有り難味。
 それは、僕には永遠に知り得ない。
 そんな概念かもしれないって。
 最近、思うよ。
 
 自分で苦労して何かを買えば。
 お金の有り難味がわかる。

 遠い昔、そう言われたけど。
 今でも、それがわからず。
 きっと、これからもわからない。

 なんだろう……。
 自分で買ったものには、愛着がわかないんだよね。
 当たり前というか、なんというか。

 いい加減に気分で買って。
 いい加減に使ったり、使わなかったり。
 気づけば、棄てていた。

 それが、本当に有り難いものなんだろうか?
 たぶん、なんか違う気がする。


テツガクちゃん
 たしかに、それは。
 有り難いとは言えなさそうですね。

 私もお金という幻。
 その有り難味を知ることはなさそうです。

 関心のレーダーも反応しません。
 肯定さんの感が、気づいてしまったように。
 そこに、有り難味はないのかもしれません。


肯定
 だよね!
 お金に有り難味が宿るのだろうか?
 そう考えてみれば、それは凄く疑問だよ。

 もちろん、有り難味そのもの。
 それを感じることは、たくさんあって。

 何かを頂いたりすれば。
 有り難味に溢れている。

 だけど、それは。
 物を頂いたからではなくて。
 その心遣いが有り難くて、嬉しいと思う。
 とか言いながら。
 喜んで食べたり使ったりしていますが。

 まあ、それは置いておいて。
 物じゃなくても、言葉でも有り難いもので。

 自分ではない、誰かだから。
 そこに有り難味を見るような気がする。


テツガクちゃん
 そうですね。
 自分で焼くステーキも美味しいのですが。
 誰かが焼いたステーキの方が、特別感がありますよね。
 ステーキどころか、駄菓子でも特別な感じがします。

 普段は絶対に食べない味の駄菓子。
 それを誰かから頂く。
 その後、自分で買って食べても。
 頂いた時の味とは、ほんの少し違う。 
 
 その差が、有り難味という。
 幻の味なのかもしれません。


肯定
 そうだね。
 誰かの心に有り難味という。
 幻の味を感じられるのなら。
 お金に有り難味を感じられなくてもいいかな。

 お金という幻は、意外にも儚いもので。
 本当に食べ物がない時に。
 ケイマン諸島くらいの札束があっても。
 何も買えないだろうし。
 たぶん、どうにもならない。

 人生は何も思い通りにはならないから。

 だけど、自分ではない誰かがいれば。
 違う新しい世界に出会えるかもしれない。
 FRのウサギのワンダーランドとか。

 お金と人。
 同じ幻でも、お金よりお金を考えた人という幻。
 そんな人の有り難味の深淵の底を知りたい。
 それから、自分には女神に見えてしまう。
 めちゃ速な相方に『DIVE IN!』し続けたり。

 とか言いながらも、お金という幻は欲しいです。
 あっ、でも、そんなにはいらないんです。
 そうですね、ケイマン諸島ほどの札束があれば。
 いえ、具体的に言えば、八不可思議円。
 これだけあれば、ちょうどいいですかね。

 あなたは、何に有り難味を感じますか?
 ついでに、お金はどれくらい欲しいですか?
 遠慮などせずに、ずばり、どうぞ。


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それでは、また次の機会にお会いしましょう。


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