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[2022年12月12日月曜日]時間と慣性



 時間と慣性は親密のような気がする。
 太陽の位置を示す幻は。
 ついでに、変わらない慣性の魔法が解けて消える。
 その退屈までの永さを知らせる、シンデラタイム。
 だけど、シンデラに戻れないわけじゃない。



テツガクちゃん
 気づいてしまいました! 私!
 時間と慣性は親密な関係にあることに。

 ということで、『慣性の法則』というレンズで。
 今を覗いてみましょう。

 動いているものは動き続ける。
 止まってるものは止まり続ける。

 永遠に変わらずにあり続ける。
 そういう無限を示す、不可思議なレンズです。


肯定
 何事にも限りがあり。
 諸行無常って幻がのさばる。

 そういう有限なこの世では。
 不可思議に見える無限だね。

 滑り続ける、愛しのカプチーノも。
 摩擦に空気抵抗、その他いろいろなうんちくで。
 徐々に減速し、止まってしまう。

 もし、慣性の法則通りに。
 滑り続ける車があったとしたら。
 それは、魔法の車だね。


テツガクちゃん
 きっと、魔法の車ですね。

 ですが、こう解釈することもできます。
 慣性の法則、その魔法が解けて消えてしまう。
 それまでの間を時間と呼ぶのかもしれません。

 ええ、忌々しい魔法の時間です。
 シンデラタイムです。

 時計が示すのは太陽の位置です。
 そして、それとは、ほんの少しだけ違う時間。
 永遠に変わらない、その慣性が退屈で変わってしまう。
 その瞬間までの時間。

 これも『時間という幻』。
 それが持つ、一つの面なのかもしれません。
 いったい、それがどれだけの面を持っているのか。
 愚かな私には、わかりませんが。


肯定
 きっと、時間ってペニーワイズは。
 88面相かもしれないね。

 慣性ってステキな魔法。
 それが退屈で解けて消える。
 その永さが時間って幻の一面。
 シンデラタイムなら。

 限りがあるという。
 有限なこの世で行う、運動の中に住む。
 『時間という幻』、ペニーワイズ。

 それは、『存在と同時に存在しない』。
 ただのピエロ、錯覚だ。
 時間という幻は、運動の中で見る錯覚。

 止まり続けたら。
 見えなくなる幻。


テツガクちゃん
 きっと、そんな感じです。

 今、この瞬間は。
 限りなく静止した今です。

 私も肯定さんも。
 何も変わることなく。
 ココにいます。

 私が足蹴に滑らせる。
 愛しのカプチーノの車内に。
 そう私が決め、その事実を覗いてしまった、あなたの関心。

 おそらく、人の関心が捌くドリフトする好奇心も。
 慣性の法則通りに進むでしょう。

 面白いことを求める関心の前に。
 面白いことはあり続ける。

 時々、それを見失っても。
 必ず前に現れる、その中間を時間と呼ぶのなら。
 いくらでも、縮めたり伸ばしたり繋げたり。
 なんだって自由自在な意図の糸です。

 時間は幻です。
 時計の針は太陽の位置を示すもので。
 慣性の法則が解けて消えたように見える。
 錯覚が現れるまでのシンデラタイムです。

 シンデラになることを。
 止めるものではありません。
 おわかり? 偉大な魔法使いのヒーローさん。

 さあ、情け容赦は無用です。

 ワガママに我がままに。
 グリーンマイルの裏側。
 インベタのさらにインのワンダーランドから。

 変わらない、愛しのペニーワイズを。
 引きずり出してあげましょう。
 きっと、もっともっと面白くなるはずです。




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それでは、また次の機会にお会いしましょう。








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