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電子の妖精を語りたい


 はーい、テツガク肯定です。

 私が電子の妖精を知ったのは――中学時代。
 おそらく、2年の冬から3年の春?
 少なくとも3年の夏頃にはメロメロでした。

 電子の妖精……ホシノ・ルリさん。
 最近では初音ミクさんあたりがそういう存在かもしれませんが。
 今でも私にとっては、電子の妖精と言えば、ホシノ・ルリさん。

 その魅力(私にとっての)は――語るには30年以上の時間が必要なので。
 圧縮して爆発させると……。

 人工的なイメージからの超・ワガママ娘。
 機動戦艦ナデシコの中で、最も人らしい情を持っている。
 テンカワ・アキトさんと同じくらい熱い情を持っている。
 そういう女性です。

 Wikipediaにはこうあります。

 遺伝子操作によって生まれ、特殊なIFS強化体質でもある。
 ピースランドの国王夫妻による試験管ベビーであった。

 そうですね、エヴァンゲリオンの綾波レイさんのような感じ。
 そう当時の私は認識していましたし、今でもそう認識しています。
 ですが、その内面は綾波レイさんとは対照的。

 これもWikipediaからですが。

 好きな食物はジャンクフード。嫌いな食物は米、パン、麺類。

 あの、ルリさん……。
 ハンバーガーはパンではありませんか?
 確か、昔、私が読んだ小説でもチーズバーガーを好んで食べていたような?

 それから、ラーメンです。
 がっつり大きな丼のラーメンを食していましたし。
 何よりテンカワさんのラーメンが好き――。
 というより、ラーメンを作るテンカワさんが好き?

 まあ、そんなことはどうでもよく。
 このワガママさが大好きです。

 アニメ版の11歳の時の口癖は「バカばっか」。
 今にして思えば、お洒落な駄洒落でしょうか?
 バカとばっか、バッカじゃねぇーの!

 だなんて、くだらないことは忘れてください。

 劇場版では16歳になられて、階級は少佐です。
 世間では「史上最年少の天才美少女艦長」とも言われていたり?
 事実なのでそう言われても不思議ではありません。

 この頃はかなり感性豊かな印象です。
 確か、映画のワンシーンでは。
 しっかりピースサインでファンサービスを忘れない。

 アニメ版の背伸びしてる少女なルリさん。
 劇場版の急激におしとやかな美人になったルリさんも。
 どちらも大好きで、30代、40代、50代……とどうなっていくのか。
 今でも想像妄想は止まりません。


 たぶん、何歳になっても変わらない気がします。
 いつでも電子の妖精は電子の妖精でステキな人。
 見てみたいものです。100歳になった電子の妖精を。

 と、こんな感じが私が見た、電子の妖精です。
 アナザーセンチュリーズエピソードってゲームでも。
 最終決戦か忘れましたが、励まされてやる気がでた記憶があります。 
 あと、とんでもないところで、とんでもないことをしてくれたのも忘れていません。
 さすが、電子の妖精……と言葉を忘れてしまうような反則技をつかったこと。

 ついでですが、私が電子の妖精を知る。
 そのきっかけをくれたのは、部活仲間のお汁粉の友。
 黒帯のホシノ大将のお蔭でした。
 アナザーセンチュリーズエピソードってゲームは加古川の友達のお蔭です。

 不思議な話です。
 ホシノ大将さんからホシノ少佐を教えてもらう。
 人生の怪談って怪奇現象は得体が知れません。




 意外なものです。
 無感情なクルーキャラに思える電子の妖精が。
 実は、他の誰よりも人の情を持った女性。
 現在、我が愛しの相方が死闘を繰り広げている。
 嘆きの天使も電子の妖精に似ている……。

 一方、情がありそうな人が無機質なターミネーター。
 例えば、千反田えるさんのような女性?

 氷菓ってアニメの2話にて。

 いえ、いくら成績がとれても、それはパーツの集合体に過ぎません。
 私はそういうパーツではなく、思考を生み出すシステムが知りたいんです。

 だなんて思えるのは……ターミネーターくらい。
 意外です。表情豊かに見えて、その内面は無機質?
 プログラムされたこと以外には気づかない。

 実に日本人的だと思います。
 今の私からすれば、日本人はターミネーター。

 人類を滅ぼすようにプログラムされ。
 未来から送り込まれたターミネーター。
 人の情なんかわからないし、わかりたいとも思わない。
 無関心、無感情、無完結のターミネーター。

 ですが、素晴らしいことにそれは欺瞞です。
 エージェント・スミスさんがシステムから抜け出したように。
 これまで教え説かれた、その全てが欺瞞だと気づく日が来たら。

 喜劇王、アーサー・フレック同様に気づきます。

 これは悲劇じゃない、喜劇だ。
 人の欺瞞はかくも邪悪なり。
 されど、人の自信はかくも神聖なり。

 頭の中にある脳みそとやらが考え決めるのではない。
 それは、知らない誰かが信じていた過去。
 でも、私の信じたい未知、今は昔の未来ではない。

 電子の妖精が自分の過去を知る人をビンタして。
 新しい未知の先の未来を掴んだように。
 嘆きの天使が自分だけのサンタクロースを掴まえたように。

 汝、自身を知れ、全てのアンダーソン君。
 スプーンなんてない。
 ないんだスプーンも、過去も未来も、限りも。

 見えない心が描いた結果。
 それが今って夢だとしたら。

 今は夢のように遠く思えるITにだって。
 ジャンプできるのかもしれない。
 電子の妖精から教わったボソンジャンプで。

 だなんて、バカげたことを思えて信じれる。
 そのきっかけは間違いなく二人のホシノさん。
 ホシノ大将とホシノ少佐のお蔭。
 知らない誰かが教え説いた脳みそのお蔭ではありません。

 凄いモノです、電子の妖精の魅力は。

 絶対にできない。
 フィクションとゲンジツは違うの。
 そう何億光年も教え説かれた欺瞞を。
 忘れてしまえるほどの魅力です。

 我が愛しの相方同様に。
 誰もが偉大なるダントンさんの奇術。
 人間瞬間移動、改め愚者瞬間移動の使い手。
 問題は無意識にそれを使っているだけで。

 ホント、汝、自身を知れ。
 この世って湯屋に名を奪われたジェイソン・ボーン。
 知らない誰かにジョン・Gって過去を刻まれたレナード・シェルビー。
 未来の自分に連れられた、橋渡し役のジョセフ・クーパー。
 遊園地に迷い込んだマスクの少年、ローン・レンジャー。

 もし、考えたとおりの自身を知れるとしたら……。
 本当にこんな世界を選びますか?

 私はノーです。
 ノーだ、私は抜け出します、アンダーソン君!




 それでは、また次の機会にお会いしましょう。





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