[2021年7月21日水曜日]人生の中に幸せなんか微塵の欠片もない

　なぜ、人は糞をするのか？
　とても簡単なことだ。
　それは、人生が糞だから。
　糞をするんだ。
　人生の中に幸せなんか微塵の欠片もない。

否定
　世の中にはいろんなクソがある。
　クソゲー、クソ漫画、クソ映画。
　
　だけど、そのどれも。
　人生という、どうにもならない。
　退屈でつまんない、悪夢の巣窟には。
　全く及ばない。

　いや、人生なんかと比べるなんて。
　ゲームや漫画、映画にかなり失礼だ。

　そう言っても過言じゃないほどに。
　人生という欠陥品に勝るクソは。
　この世の中に存在しない。

　明日へも辿り着けないし。
　永遠に完成もしない。
　もはや、何の形も成していない。

　そこに、幸せがあって。
　楽しみがあるなんて。

　鮮やかな嘘だ。

フィロソフィー
　鮮やか過ぎる色には。
　必ず毒がある。
　そんな感じですかね。

　人生……。
　もし、そこに幸せが。
　微塵の欠片もないとしたら。

　幸せは存在しない幻でしょうか？

否定
　いやいや、とんでもない。
　幸せは確かに存在するよ。

　ただ、人生の中じゃない。
　人生の外、そこへ向かう速度にある。

　そう、この退屈でつまんない。
　欠陥品の人生から。
　抜け出そうと加速する。
　その速度に幸せはある。

　嫌でも、免許が無くても。
　誰かに許可されなくても。
　ココに迷い込んでしまった。
　その瞬間から。

　私達は平面に等しく平等に。
　抜け出すために加速している。
　その速度が、唯一の報いで幸せだ。

　過ぎ去り、流した。
　形を成していない人生の中には。
　嘘しかない。

フィロソフィー
　そう言われたら……。
　そうなのかもしれませんね。

　退屈でつまんない場所から。
　帰りたい場所へ帰る、帰り道の速度は。
　幸せへの片道切符。

　いつだって。
　そんな感じでしたね。

否定
　そうそう、そんな感じ。

　もし、全ての人生が幸せだなんて。
　能書きを垂れる、聖人君子がいるのなら。
　是非、自分の糞で家を建てて。
　酷い悪臭の中に住み続けてから。
　その能書きを垂れ流して欲しい。

　なぜ、人は糞をするのか？
　とても簡単なことだ。
　それは、人生が糞だから。
　糞をするんだ。

　そんな人生が美しいって？
　悪いのはそう思う自分だって？
　嘘と冗談も大概にしとけよな。

　美しく幸せで楽しい人生の中で。
　なぜ、殺し合いが起きるのか。

　その理由も説けない、聖人君子は。
　薄っぺらの一万円札なんだよ。

　存在しなかった、豚小屋の王子の。
　寂しさを埋めるためだけの。
　泥人形になるのはごめんだ。
　
　99%が消えた後でも。
　幸せだって信じ続けられる。
　そんな1%が、本当にいるのなら。
　きっと、人生の中にも幸せはあるのだろう。

　だけど、そんな1%、存在しない。
　自分を支える、99%が消えたら。
　困ってしまう1%が。
　聖人君子を演じているだけだ。

　目の前にそびえ立つ、糞。
　どこまで行っても幸せならいいが。
　そんな幻想、ココには存在しない。
　
　だったら。
　制御できない人生より。
　制御できる速度を全速全開にしておくんだ。

　悪いのはお前って。
　糞みたいな責任を押し付けられて。
　うんざりで、退屈な腐敗不勝必敗神話から。
　抜け出したくなるのは、人の性だぜ。

　……なーんて。
　忌まわしい悪態を振り回しながら。
　第一本心を全速全開にすれば。
　少しは、憂さも晴れる。

　別に人生に幸せが無くてもいい。
　楽しくなくて、つまんなくてもいい。
　ただ、何かにマジになって。
　全部忘れて、夢の中に飛び込むように。
　思い切り加速できたら……。
　
　あなたの気分も少しは晴れるかも？　　　

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それでは、また次の機会にお会いしましょう。

人生の中に幸せなんか微塵の欠片もない