[2022年2月2日水曜日]理由を求めない

　何かと理由を求めてしまう。
　それは、人として詮無きことかもしれないけど。
　それでも、本当にやりたいことの前では。
　そんな理由、シカトしてしまおう。
　ぶっちぎれ、私のワガママ・クイーン！

肯定
　何か上手くいかなかった時。
　その理由を求めてしまう。
　学歴、年齢、環境、あらゆることに。

　逆もそう。
　何か成功した時も。
　その理由を求めてしまう。

　だけど、その方程式が出した答え。
　それが、本当に正しいとは限らない。

　その理由は、平気で人を騙し欺く詐欺師。

テツガクちゃん
　たしかに、そうかもしれませんね。

　失敗の理由が成功の理由に変わったり。
　その理由は、曖昧でいい加減なものかもしれません。

　そうです、肯定さんがよく仰る。
　『存在と同時に存在しない』。
　そんな幻かもしれません。

　学歴がなかったから、できなかったこと。
　学歴がなかったから、できたこと。

　映画と似ていますね。
　前情報を知っていたから、わかる面白さ。
　何も知らなかったから、わかる面白さ。

　きっと、誰もが。
　それを知っていると思います。

　ですが、なぜ学歴となると。
　忘れてしまうのでしょうか？

　その有無がよかったのか、悪かったのか。
　それは、都合よくテキトウに。
　ワガママに変えられるのですが。

肯定
　それが、『当たり前』という。
　厄介な幻だと思うよ。

　『当たり前』は、忘れたり見失ったりするのが。
　日常茶飯事の『当たり前』なんだよ。

　自分は大丈夫、なんて思った瞬間から。
　既に、忘れて見失っている。
　『当たり前』は、最高の詐欺師。

　だから、それに騙されるのは仕方がないこと。
　でも、理由なんて詐欺師は、まだまだ三流だ。

　結局、本当のところは。
　失敗した理由も成功した理由もわからない。

　だけど、一つだけわかることがある。
　それは、理由を求めれば求めるほど。
　狭く腐っていくこと。

　何かの有無。
　そんなどうでもいいことに。
　囚われ腐っていく。

　それだけは知っている、『Mr.ジョーンズ』。

テツガクちゃん
　いいですね。
　そういう『Mr.ジョーンズ』！

　自分には何もわからないこと。
　それが、わかっている、『Mr.ジョーンズ』。
　だけど、それでいいことも知っている、『Mr.ジョーンズ』。
　わからないから見えるものが、見えている『Mr.ジョーンズ』。

　そんな三冠王の『Mr.ジョーンズ』です！

　何かの有無。
　そんなどうでもいいことは。
　トタン屋根の上に投げてしまいましょう。

　今、この瞬間が、決断の刻です。
　あなたの時間を知らせる時計は。
　今、何時というページを示していますか？

　ここからが、一つの結末に向かう。
　起承転結の中の転の章かもしれません。

　理由を知ろうと振り返らず。
　一つの結末に向かって突き進む。

　きっと、その軌道のどこかで。
　何かを見るでしょう。

　忘れてしまう、どうでもいい何かの理由。
　それとは全く違う、忘れられない何かを。

　たぶん、おそらく、きっと。

　その速度は、拘束する光速を超えた最速神話。
　情け容赦なく、理由もなく。
　徹底的に圧倒的に我がままに。
　ぶっちぎってくださいな。

関連の話題
『学校に行く理由』
『やる気なんかゴミ箱に』
『好きかどうかなんて』
『当たり前は、当たり前のように背後を取る詐欺師』
『実力という霧』
『錯覚の確率』
『生まれた、その瞬間から』
『Mr.ジョーンズ』
『こんにちは、さようなら』
『変わること』
『テツガクちゃんと肯定一覧』

それでは、また次の機会にお会いしましょう。

理由を求めない