[2022年9月7日水曜日]無名がなぜ無名なのか

　悪名は無名に勝る、と。
　いい気になっている、小心者の悪名は。
　なぜ、無名が無名なのかを知らない。
　そのまま、美味しい茹で蛙だ。
　その後のことは誰も知らない。

テツガクちゃん
　悪名は無名に勝る。
　そう無名に勝った気にならないと。
　いい気になれない、悪名は。
　思ったよりも小心者ですね。

　誰も知らない無名に勝った。
　そんな名声、誰に自慢したいのでしょうか？
　それで満たされる、小さな野望だから。
　
　いつの間にか。
　無名に後ろからぶち抜かれるんです。

　無名はなぜ無名なのか。
　考えてみれば、わかることです。
　賢いFFなら、なお、さらに。

肯定
　愚かなFRの僕でもわかるよ。
　無名がなぜ無名なのか。

　名乗る暇も許さず。
　名を残すこともなく。
　過ぎ去っていく、最速神話だから。

　いつまでも無名のまま。
　ゴッホさんになることもなく。

テツガクちゃん
　さすが、肯定さんです。
　今も私の後ろに貼り憑いていますね。
　初心者マークよりもピッタリと。
　交通安全の御守りよりもシッカリと。

　批判の一流、賞賛の二流、無視の三流。
　その言葉は、時々ひっくり返ります。

　批判するところも、賞賛するところも。
　何もない完全無欠な存在に言えることなどなく。
　できることは、ただただシカトするだけです。

肯定
　それしかできないからね。

　悪名も有名も。
　一度、覚えられてしまったら。
　あとは忘れられるだけ。

　無名だけが無名のまま。
　名のある誰かをぶち抜ける。

　誰が最強最速なのかは。
　特別、確かめる必要もないほどに明らかだ。
　今、この瞬間が確かにあるのと同じように。

　悪名も有名も。
　相手にならないほど速いから。
　特異の最速神話で不戦神話を貫ける。

　悪名が無名に勝るのなら。
　有名と悪名が並んでも。
　無名は誰とも並ばず前に。

テツガクちゃん
　圧倒的に徹底的に。
　絶対的に支配的に。
　ぶっちぎってしまうから。
　誰もその名を知らないんです。

　そう簡単に。
　知られて堪るものですか。
　こっちにも無名のプライドがあります。

　誰も知らない、無名な今に。
　いつだって、ヒーローがいるんです。

　Hey！　R'N'R ヒーロー！
　私達はあなたの名前を知りませんが。
　あなたがヒーローだってことは知っています。

　遠慮なさらず。
　いい気になっている、あの悪名と有名を。
　後ろからぶち抜いてくださいな。

　たぶん、賢い彼らは。
　追い抜かれたことに気づきもしませんぜ。
　そのまま、美味しい茹で蛙ですぞ。

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それでは、また次の機会にお会いしましょう。

無名がなぜ無名なのか