見出し画像

セブ 貧富の差

 フィリピン・セブ。常夏リゾートのイメージをお持ちの方は多いと思います。フィリピンの1割の人口が9割の富を持っていると言われ貧富の差がとても大きい国。

 労働環境も金持ちに有利な国。貧富の差が多い諸外国(世界中)では学歴社会が色濃く出る。しかし、貧困家庭の子供たちは家庭や諸事情により中卒や高卒が多い。また労働人口が多い為、大学を卒業していても仕事にあぶれる者も多い。

 マクドナルドの一店舗で大卒・従業員募集で長蛇の列が出来るほどである。また日本風に「やる気がある人」と言った募集したら何百人来るかわからない(殆どが仕事として使えない人達)

 また、貧困層は家族親戚が一番大切で、やっと採用された仕事でも家族の事になると辞めてしまう事もある。厄介なのは家族の中で一人が稼ぎ始めると親が仕事を辞め、親兄弟がサラリーを食いつぶしていく。これでは貧困から抜け出せない。

 フィリピンは貧富の差が大きい為、縁故の社会関係が強い(金持ちの子供は金持、中間層の子供は中間層、貧困家庭は貧困)連鎖が出来上がる。この為、公立大学を良い成績で卒業する事がとても大切。

 フィリピンの中間層は男女共働きが主流となってきた。貧困家庭の男は何もしない「タンバイ」と呼ばれている。これは何時でも働く準備は出来ていると言う事で「スタンバイ」から来ているらしい。フィリピンで作られた造語の中で一番よく出来た言葉だ。タンバイは日本でいうと「ヒモ」である。

 貧困層の男は子供を作っては逃げ出したり、ろくに仕事をしないで嫁に食わせてもらう。なぜか男は凄く甘やかされて育つ。フィリピン人女性は働き者だ、そして女性社会が形成されているのがわかる。

 根が深い貧困問題。これから色々な情報をアップしていきますね。

頂いたサポートはセブのチャリティーでお米の購入や貧困層の子供達に炊き出しとかに使わせて頂きます。お願いいたします。