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セブ 感染リスクとロックダウン

 ずいぶん前に勉強をして上記認定資格を取った。一応リスクマネージメント協会の上位資格であるCRM(サーティファイド・リスクマネージャー)PM(プロフェッショナル・プロジェクトマネージャー)とMRM(メディカル・リスクマネージャー)に認定されている。

 今回の感染症が広がりつつある時からfacebookで数回、感染症対策を簡単に投稿た。私はセブで「チャリティースポンサー」をしているのでfacebookを使い友人、知人に知らせるために。

 新興国で蔓延したら手の施しようがない状態になる事は目に見えていたからだ。貧困に加え、脆弱な医療・インフラ体制、貧困層は受診するお金も足りない状態。

 フィリピンに限っていえば、入国制限を早期に開始し首都のロックダウンもいち早く進め、さらに国内の移動制限も早期に開始。早い対応が功を奏したかと。。。初期は感染者数の増加はあまり見えず、このまま沈静化するように見えたが、感染拡大が止まらずロックダウンの長期化につながった。この長期化は政府も考えていなかったように見える。

 日本と違い、経済も強制的にロックダウンで保証も何もない。「国民に感染防止の知識も何もない中」でロックダウンはあまりにも稚拙であったと思う。しばらくして政府は現金や食料の配給を始めるが全てに行き渡っている状態ではない。(地域により格差が酷い・裏で搾取も横行)

 セブは約2か月のロックダウンが続いている。経済、行動が制限されている中、貧困層から中間層まで飢えが頭をよぎっている現状(セブ在住の友人情報)。企業の体力も問題だ。再開したからと言ってロックダウン前に戻るまでに時間がかかる事は容易にわかる「失業者の増加や多くの労働者は収入減少となる」

 これ以上、保証のないロックダウンは死活問題であり、制限付きで一部の労働の解除を進めて行かないと飢えからくる病気や死、暴動や治安の悪化も心配だ。一部解除と言っても再開できない業種も多々あるだろう。若いシングルマザーや家族の為に働く若い女性の多くはバーやKTV(キャバクラ)などである。早期再開は絶望的であろう。

 ロックダウンを続けて飢えを待つか?

 衛生環境を整え、国民に感染に対する知識を教え、感染リスクを抑えながら経済活動を再開しなければならない。

 フィリピンが雨季に入り雨が多く降るのは吉と出るか凶と出るか?高温多湿でウイルスの活動が弱まる事を願う。街中でウイルスが雨で流されてる事は良い事なのだが、治水(インフラ)が弱い地域は下水から汚水があふれ出し、流されたウイルスが溜まるホットスポットが至る所に出来る事を懸念する。強い日差しにより乾いた粉塵と共にウイルスが舞い上がる事も考えられる。

 早く通常の生活に戻れることを、心から願います。

頂いたサポートはセブのチャリティーでお米の購入や貧困層の子供達に炊き出しとかに使わせて頂きます。お願いいたします。