過去音源とバンド業界

昔のデモテープを音源化する企画を頂いたので、聴き返して思った事を。

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当時はピッチも修正出来んしやり直しもそんなに出来ないんで、やっぱり昔は皆レベル高かったんやと思う。

いや、レベルは今の方が高いな。
そういう問題だけではないと思う。
それが当たり前やったんで当たり前の中で当たり前の事をやってただけかもしれん。

ギターもそう。
やり直しって言うてもせいぜい「ここから録り直し」レベルで良いテイクを後から選んで繋ぐのはほぼ不可能な時代。

しかも録り直しをミスったらもう前のテイクは戻って来ない時代。
カセットなので。

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当時はそれでやってたし出来てたので自分を含めて「今って何?」って聴いてて思った。

カセットに戻ろかなぁ、、とか思うけど無理(笑)
出来るはずやのに出来ない、やらなくて良い環境に慣れてしまってゆるくなったんやと思う。
歌もそう。ピッチ修正はぬるくなった証拠かもしれん。

ドラムの音もちゃんと生のドラムだと分かる音なので良いと思う。
Early Aislesもそうやけど、俺が録るドラムの音は別に悪くないと思う。

前にドラムの録りを外注出した事あるんやけど「お前、金出してんのになんでそんな音やねん?」みたいなエンジニア居ったから。
途中でクビにして違うエンジニアに引き続き作業を頼みました。

「エンジニアをクビ」というカッコよさ🙂

あれ依頼一人でやる方が良いと思うようになりました。

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外注しないってのは、エンジニアの仕事を批判してるように思われるんやろうけど、そんなはずもなく。
エンジニアがハズレたらお金をどぶに捨てるだけという経験があるのでやらないだけ。

打ち込みみたいなキックがパチパチ鳴ったりトリガーかまされたら最初からリズムマシン使うし自分でやるわいな。
どんな仕事やねん?
そんなもんエアもくそもへったくれもない。

音楽業界でお金を回すってのは、俺には仕事をくれない癖に誰かの仕事を作ってあげるだけではなく、自分の作品でお金を回す事。
だから作品を作って販売して貰う事。
それを売る事が音楽業界の経済を回すって事なんです。
だからDL販売だけってのは俺は違うと思う。

商品買い取って貰って販売して利益上げて貰って自分も収益化する事。
広告や外注だけが経済回すって考えはミュージシャンとして本末転倒やと思う。

委託販売だけは絶対にやってはいけない。
俺は絶対にやらない。

どちらも勝てる物を作れれように、そして作る事。
これが一番大事。
そういう事を考えていくと、録音からライブから何から何まで色々な事に考えが及んでいくはずなんです。

その結果「これまでと同じやり方は絶対に無理」なので自分のやり方が生まれるんです。

普通に考えたら上手くいかなかったやり方を続ける方がどうかしてると思う。
社会経験積んでりゃあ簡単に分かるけど、バンド業界はそうではないので、バンド業界は完全に遅れてる。

そんな世界に何も期待は出来ないので一人でやる。

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