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「正解がない」からこそ、おもしろい!

昨日は『第3回 対話力オンライン トレーニングジム』を開催しました。
参加してくださったみなさま、本当にありがとうございました。

このワークショップでは、話の聴き手となる「インタビュアー」2名と、話し手となる「トーカー」、対話そのものを振り返るときの進行役を担う「インストラクター」という役割があって、この4人でグループワークをたっぷり、じっくり行っていきます。

トーカーが変われば、対話の内容はもちろん雰囲気も、対話の意味も変わってきますし、同じように、インタビュアーによって対話の目的も、意識も変わります。

究極的なことを言えば、インストラクターにもそれぞれ「対話とは何か」「対話力とは何か」という考えや価値観があります。

あらためて言うまでもなく、対話とか、対話力には「これが正しいんだ」「これは間違っている」という正解、不正解はありません。だからこそ「対話が必要」という禅問答のような話になってしまうのですが、

この「対話力 トレーニングジム」では

●実際の対話をやる
●話の内容はもちろん「対話そのもの」についても振り返り、意見交換する
●それぞれの立場の人が対話について向き合い「自分にとっての対話とは」「対話力とは」を考え、自己理解を深める。
●そして、明日からの日常に戻って「自分は何を意識するのか」という自分なりのテーマを見つけていく

そんなプロセスが行われます。

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私はこの対話力トレーニングジムにおいて、何より気に入っているのが「正解がない」という部分です。

何かしらの「はっきりとしたスキルやメソッド」を学ぶのではなく、「正解のない」なかから自分なりに考え、グループメンバーと対話しながら「自分にとっての対話力」を少しずつ形作り、強みを再確認し、テーマを見つけ、その人なりにアップデートしていく。

そんなワークショップであり、その前提を生んでいるのが「正解がない」ということです。
 
主催している私が言うのもナンですが、このワークショップは決して「効率がいいもの」でも、「すぐに劇的な変化を生むもの」でもありません。
もちろん、何かしらの変化を生むことを目指してはいますが、変化の方向や変化のスピードを担保するものでも、こちらが規定するものでもありません。どちらの方向へ変化するのかも、どのくらいのタイミングで、どのくらいのスピードで変化するのかも(誤解を恐れずに言えば)わかりません。

でも、その「正解がない」「わからない」という体験のなかに、対話というものの本質や意味があると私は思っています。

そもそも対話とは「正解がないとき」にこそ、その存在意義をより発揮するものであり、「わからないから」「わかりあえないから」こそ、対話の必要性が増すのだと思っています。

そんな「正解がない」「わからない」に向き合いながらも、相手からじっくり話を聴き、相手から何かしらを引き出す力こそが、対話力だと私は思っています。

と、こんな硬い文章を書いていますが、オンライントレーニングジム自体は、楽しく、フランクな雰囲気になかで行っています。

対話をして、対話そのものに向き合いながら振り返り、意見交換をする。やってみると、けっこう楽しく、奥深いものですよ。

興味のある方はぜひご参加ください。
申込みは以下のリンクになります。少人数でしか行えないワークショップなので、ご希望の方はお早めにお申込みください。


第4回 12月13日(日) 9時~12時
https://ikihata201213.peatix.com/?fbclid=IwAR2lz47bXe46qyIP0Jef-LhBlTs3wG7pQA7NQWDlOum43EQdQAwbBe1iuOA

第5回 12月27日(日) 19時~22時
https://ikihata201227.peatix.com/?fbclid=IwAR0uAUDAM40ZuqUsP1ceSTBqyPobfRi-Y24jlfb4YEHv1qa0lIArEIkX3_g






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