仕事だけじゃなく、人生の質が爆速的に向上する「3-10-30」についての考察メモ(3-10-30 であなたもモテモテに?)

自分の部下や後輩たちへ贈る

3-10-30 とは

3-10-30 とは、経営の師匠である吉田さんから学んだ仕事をする上で、物事を進める上での基本的な考え方であり、そのエッセンスとは「3min で全体とコンセプトを考え切り、10minでそのフレーム、骨組みを考え、30minで詳細に肉付けをしていく」という進め方にある。

これの、何が良いのかについては、さまざまなメリットが挙げられるが、自分がこれを実践するようになって、得られたものを中心にいくつか紹介していく。

しかし、その前に 3-10-30 の有効性ついて、例を挙げて考察してみる。

デートプランを考える際の 3-10-30

例えば、女性とのデートプランを考えることを例に挙げてみる。

パターンA:デートどこがいいかなぁ〜、上野公園が良さそうだよな〜!早速上野公園のいろんなスポットを調べてみよ〜!(一時間経過...)

パターンB:デートどこがいいかなぁ〜、上野公園行きたいっていってたしな〜、でも先週は仕事で彼女疲れてるし、温泉デートもいいかも、いや、彼女が気になってた映画が今週上映されるじゃん。それもいいな〜ちょっと頭の中でサクッとイメージして趣味レーションしてみよう〜(10min経過)、うん、この中でなら、温泉デートと映画デートを一緒にできそうだから、その線で調べてみよう!

さて、どっちのパターンが、成功するデートプランになるのか、結果は彼女のみ知る?いや、Aの方が多くの場合、良いだろう。なぜかというと、Aの場合、(1時間経過)した後、2つの結末が待っている。❶ 調べてみて結果良いプランができた。❷ 調べた結果全然ダメだった。「❷」の結果になった時、1時間が無駄になってしまうのだ。しかも、いきなり他のプランで弁証法もできていないし、プランの質も上がりきらない。

したがって、3-10-30 には多くのメリットがあることがわかったでしょう。
では。具体的にメリットをまとめたので、ご覧ください⬇︎

3-10-30 を実践することのメリット

❶ まず、第一に挙げられるのが、スピードと効率

3-10-30 の考え方で、誤解が生じやすいのが、3+10+30 で一回思考の PDCA を回すことだけど、それは大きな間違いで、3min でまずいろんな可能性、コンセプト、全体視点でアウトプットする。例えば、お客様に何か提案する際に、A案、B案、C案と、いろんな案について出してみる。その各案について、各自 3min で考察してみる。
そうすると、本当に行けそうな、光るものがある案を残して、次の 10min フェーズに持って行って考えることで、3min であらゆる案について、その可能性や是非について考えられる。つまり、一番最悪なケースである、「A案について何時間も考えてみたけど、結局ダメだった」を免れることができる。

❷ ここまでいうと、お分かりの通り、2つめのメリットは、「短時間」であらゆる可能性を考えることができるという点。

3-10-30 の考え方ではなく、よくある普通の考え方で仕事をすると、一つのアイディアを思いついたら、それに気を取られて、他のアイディアを考える間もなく、視野が狭くなり、各論に脳みそが持っていかれる。つまり、A案について「早すぎる深掘り」をして、それに多くの時間を費やしてしまう。結果、A案が素晴らしい案であればいいが、そうでないケースは十分にあるので、そうなると大きな痛手である。

❸ 3つ目の大きなメリット、それは、一人弁証法ができること

いきなり、1つの案に没頭するよりも、3min でコンセプトや、コアについて複数の軸でアウトプットできた場合、それぞれの案を比較検討することで、案と案がぶつかり合って、連鎖的にどんどん新しいアイディアが出てくる。そういった一人弁証法のスピードも、質も圧倒的に高くなる。

3-10-30 の実践:営業編

一番、簡単で、恩恵を受けるケースが、自分的にはお客様に向けた提案作成だと思う。

例えば、よくみんなが提案書を作成している時、4〜5時間かかるケースがある。レビューから修正の時間を含めると場合によっては8時間なんてことも珍しくない。

その時、どうやって作成しているかというと、とりあえず提案をまとめるために、競合や他社事例を考察するところから始める。んで、1〜2時間かけていろんな事例をかき集めたところで、自分のレビューが入るけど、多くの場合、ボツになったりする。

こういう時に、決まって一言「3-10-30 という考え方があってね…」と。

では、自分が提案書を作る時どうするか。基本1時間以上かけることは稀で、早い時は営業開始の30分前に作り始めて間に合う。

❶ まず、提案の大きなコンセプトを2〜3分考える。経験がある分、大抵お客さんの課題を見れば、そんなに多くの選択肢はないので、集中して幾つかのパターンを考える。

❷ 次に、10 分程度で、提案したい内容をブレストでババっと書いてみる。思いつくもので、直感的に。ここまでで、まず一切情報収集はせず脳内で完結させる。

❸ 提案するコンセプトと、ブレスト案を見て整理し、取捨選択をする。ここでやっと事例や、競合他社、根拠を集めたりする。圧倒的な違いは、無謀にとりあえず調べるのと比較して、自分の場合は、ほぼ固まった提案内容の「答え合わせ」的に調べるので、30 分もあれば十分足りるのである。

以上の、❶〜❸ でちょうど 3-10-30 で実際本当に、大抵のことはこのくらいの時間で終わる。




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