見出し画像

環境の変化を楽しむ

この世に変化しないものはない。
そんなことは良く分かっているつもりだが、自分はやはり安定を求めていて、その居心地をずっと続けたいと願ってしまう。

過去のつらく苦しい経験を経て、這い上がるための努力が一筋の幸運を呼び込み、やっと落ち着いた環境を手に入れたという思いがある。そして、それだけの積み重ねがあったからこそ、今の生活はとても貴重でかけがえのないものに思えるのだろう。

しかし、この世は諸行無常、物事は常に変わり続ける。老いも避けられない変化の一つ。いつまでも何かに執着することは、この世の流れに逆らうことと同じ。どうしても無理なものはムリと受け入れて、今できることを精一杯楽しんで生きることはできないだろうか。

人生はずっと変化の連続。急な昇り降り、緩やかな昇り降りを繰り返し、心や技術や体が磨き上げられる。ならば、変化の大小に関わらず、その時の変化自体を楽しんで生きるほうがよっぽと楽しいのではないか。「変化は1からやり直し」ではなく、「変化は面白さの積み重ね」であるはず。

だから変化を恐れず味方につけて「つまらぬ世を面白く」の精神で、これからも前向きに生きていくことが大切なのだと思う。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?