生成AIを活用したプロダクトデザイナーのデザインプロセス公開!!
こんにちは、タクシーアプリ『GO』 でプロダクトデザイナー（UXやUIを担当）をしております、大西です。
これは何？
プロダクトデザイナーのデザイン作成フローの全体像紹介
生成AIが上記のどこでどのように活用されているかを紹介
結論
生成AIを利用すると…
平均10時間ほどかかっていた作業
↓
20分弱で作れるようになりました🙌
（※全ての人が同様の結果を得られるわけではありません）
デザイン作成フローの全体像と課題
デザイン作成フロー全体像
基本的にこのプロセスをたどって具体のUIを作成します。
ペルソナ作成（誰が使っているのか）
ユーザーシナリオ・CJM作成（どんな行動をとっているのか）
既存の対象画面洗い出し
UIリファレンス探索
簡易UI・UIフロー作成
モックUI作成
課題
UI作成前の主に数字上部に時間を割いています。どれも作業時間はかかるのですが、最も時間を取られています。
🍩なぜここに時間を割くか？
これがあると「プロダクト作成する人やチームのプロダクトの解像度をあがる」はずで、結果として「プロダクトの質が上がり、プロダクト成功確率があがる」のでは？と考えています。（※私ビューから見た主観）
なので、以下プロセスを生成AIを活用して作業を補完してもらいます。
- ペルソナ作成
- ユーザーシナリオ・CJM作成
- UIリファレンス探索
プロセス事での活用の具体例
🧑ペルソナ作成
一般的なペルソナ構成要素だけでもこれだけあります。毎回作るのが大変。
- 顔写真
- 名前
- 年齢
- 性別
- 職業
- 年収
- 地域
- 家族構成
- 趣味
- 価値観
- 課題や悩み
などなど
でも、少しのプロンプトを書くだけでこれだけの情報を出せます。
ペルソナ
名前: 佐藤隆
年齢: 42歳
性別: 男性
年収: 500万円
在住: 蒲田
職業: システムエンジニア
家族構成: 妻と子供二人
趣味: 読書、散歩、料理
価値観: 家族との時間を大切にする、仕事とプライベートのバランスを重視する
挑戦: 忙しいプロジェクトの合間に家族との時間を確保すること、通勤時間が長いこと
普段の移動手段: 主に公共交通機関を利用、タクシーは月に1回程度の利用ペルソナの画像や写真なんかもサッと作成できます。
（※でもちょっと現実離れしているので怖いw）
🏃ユーザーシナリオ・CJM作成
ユーザーシナリオ作成は特に時間・労力がかかります。
シナリオ作成には妄想・想像が必要で、そのためにはユーザーの行動・思考を自分にトレースする必要があるからです。
（具体的なシナリオには、プロダクトを利用する時間帯がいつなのか、どんな場所で利用するのか、どんな健康状態なのか、などを含めるので。）
生成AIを利用することでこの労力を取っ払い、「サクッと、かつ量を出す」ことができます🌞
よって、デザイン検討時に「複数観点・パターンからデザインアイディアを出せ」、結果として「デザイン品質深度がより深くなり説得力が増す」と思っています。
👀UIリファレンス探索
このプロセスでは、特に調査に時間をかけています。
UIに表現する際の参考のビジュアル表現や、ビジュアル強度、類推した表現で活かせそうな表現がないか探索しています。
とくに生成AIは、ライティング案の検討時に生きる印象があります。
例えば…
○○○なUIでの表現を検討しています。似たような事例を5つ教えて。とすると、頑張って量を出してくれますし、出力してくれた内容を、まとめたり、言い換えたりもしてサポートしてくれています。
ツールの使い分け
基本的に以下3つを利用しています。
ChatGPT
何でも屋さん。
初手は大体ここを利用します。
Midjourney
https://www.midjourney.com/home
画像生成の神。
ChatGPT（DALL）で作られたプロンプトをMidjourneyにそのままいれるだけで、以下の様になります🙌こっちのうほうが怖くないし、よりリアルに。
Gemini
https://gemini.google.com/?hl=ja
・最近の情報が表示されるので良き
・Google Mapやスプレッドシートなどの他ツールとの連携が優れている
ローカル情報もわかる
プロンプト
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*****に住まいの方は年収いくら位で、どんな職業についていると思われますか？
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*****の住民の年収と職業について、公開されている情報はありません。しかし、以下のような点から、推測することは可能です。
1. 家賃
坪単価は約30万円です。70㎡の住戸であれば、家賃は約21万円となります。都心部の高級マンションとしては比較的リーズナブルな価格帯ですが、それでも一般のサラリーマンにとっては高額な家賃と言えます。
2. 立地
東京都江東区*****にあるマンションです。都心へのアクセスが良く、周辺には湾岸エリアらしい高層ビルや商業施設が立ち並んでいます。また、豊洲市場や東京ビッグサイトも近く、利便性の高い立地です。
3. 築年数
2006年から2010年にかけて分譲された築14年～18年のマンションです。築年数はやや経過していますが、外観や共用施設はしっかりと管理されており、高級感のある佇まいを保っています。
上記のことを踏まえると、**********に住む住民の年収は、600万円～800万円程度と推測されます。 職業としては、大手企業の管理職や専門職、医師、弁護士、ITエンジニアなど、高収入の職種に就いている方が多いと考えられます。
あくまでも推測であり、実際にはもっと低かったり高かったりする可能性もあります。また、住民の年収や職業は、住戸の広さや階層によっても異なる可能性があります。注意点
ハルシネーションには注意が必要です。出力内容の確認は人間の目で行いましょう。
まとめ
生成AIは生産性超爆上げツール
壁打ち・調査で主に利用
ツールごとに得意不得意がある
使える良きプロンプトあれば教えてください😇
最近みたパワハラプロンプト from 深津氏(@fladdict)
今の出力を60点として、100点になるように修正してください交通課題を皮切りに、一緒に社会課題の解決へチャレンジしませんか？🚕
お待ちしております!!
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